救助
しばらくして、深部である、エルフェルト村に到着した私達3名と白狐精霊獣数百匹は、救助活動を開始している。
エルフェルト村は、白狐精霊獣の村に囲われて護られているらしい。
ただ、状況がカオス...燃え盛る世界樹、丸太の家、瓦礫などの下敷きになったエルフの人々。
泣き叫ぶエルフの子や、表情が死んでいるエルフの子、助けを求めるエルフの甲高い声。
これぞカオスとしか言えない。
「あんたはこれ退かして!ほら!そこ突っ立ってない!」
「はい!」
「この子は」
「多分出血多量で亡くなるかもだからシャルナに運んで」
「はいっ!」
「治癒系統上位魔術ー治癒光々」
パァァァ〜
と神々しい効果音と共に光の粒が傷口に当たり、治癒する。
「こっち運べ〜!」
「イエッサー」
「よいしょっと!」
「馬鹿!そこに運んだら潰れるだろうが!」
「ウッス!」
ミミルが次々と指示を出してる...珍し〜
「なぁ、シャルナ...白狐精霊獣ってこんなことするんだな...」
「まぁ、エルフって希少人物らしいしね」
「話しながら治癒上位するのかよ...」
「じゃないと助からなくない?」
「それはそう...」
「というか、そこまでカオスじゃ...」
ドガァァァァァァァァンンン!
再爆発が起こった。
大きく尖った石が避ける間もなく私に向かってくる。
終わった...そう思った瞬間、体が大きく押し倒された。
読者のみなさん、今回も読んでくれてありがとう!
第63話は、シャイ魔史上もっとも“現場感”が強い回だった...うんうん...
まず、深部のエルフェルト村に着いた瞬間の描写がすごい。(我ながらグロい)
• 燃え盛る世界樹
• 崩れた家
• 下敷きのエルフ
• 泣き叫ぶ子ども
• 表情が死んでる子
• 叫び声が響く村
これ、完全に“災害現場”。
シャイ魔の世界観が一気に広がった瞬間だった。
そして今回の主役は、ミミルの指揮能力が異常に高いこと。
「そこ突っ立ってない!」
「はい!」
「そこに運んだら潰れるだろうが!」
「ウッス!」
完全に現場監督。
堕天使の威厳より、体育教師の圧が強い。
ミミルって体育教師向いてるんじゃ...?
シャルナは治癒しながら普通に会話してるし、ルイトはツッコミしながら救助してるし、白狐精霊獣は数百匹で走り回ってるし、現場のカオス度が高すぎる。
そして再爆発。
ドガァァァァァァァァンンン!
からの
“尖った石がシャルナに直撃しそうになる”
というガチの危機。
その瞬間、誰かがシャルナを押し倒す。
ここで終わるのが最高にズルい。(じゃあやるなよ...)
読者が絶対「誰?!」ってなるやつ。




