白狐精霊獣の村
結界を通った後、まだトンネルが続いていて、もうそろそろ出るなと思いながら這いつくばって進んでいたら……
「曲者め!出てこい!」
「は?」
「そうなるよな……」
人間に変化した警備白狐精霊獣が氷の槍を持って声を上げた途端、ぞろぞろと複数体寄ってくる。
「ここは白狐精霊獣のみしか入れぬ所だ!どう入ったかは分からないが、さっさと去れ!」
「ココに白狐精霊獣のミミルは来てるか?」
ルイトが聞く。
そこ、最初に聞くこと?!
「なぜミミル様を知っている」
「様?」
「シャルナ...知らないのか?」
「え?うん」
「お前の使い魔だろ?」
「そうだけ...」
「えええええ?!ミミル様の主様ぁぁぁ?!」
「反応の声高すぎるな...」
「うるさ……」
「先ほどのご無礼をお許しくださぁぁぁぁいい!」
「許すけど...何?」
「というかミミルの居場所教えろ」
「なんだ貴様!」
「態度の違いが酷いな……」
「うんうん...あ、ちなみにコイツ魔王の主だしね」
「魔王のぉぉぉぉぉ?!」
「反応の声うるさい……」
「さっきもでしょ...」
「先ほどのご無礼をお許しくださぁぁぁぁぁぁいい!」
「いいからさ〜ミミルのところ連れてって!」
「かしこまりましたぁぁぁぁ!」
「うるさ……」
「こちらへどうぞぉぉぉぉ!」
「地味に疲れない?この精霊獣の相手するの」
「疲れるな……」
読者のみなさん、今回も読んでくれてありがとう!
そして、遅れてごめんなさい!
理由?理由……終わった!と思ったら、スピンオフの方で...本編書いてました……書くの楽しいけれど、指が……ということで!第61話は、白狐精霊獣のテンションが高すぎて人間側が疲れる回でした!
まず、トンネルを抜けた瞬間の
「曲者め!出てこい!」
からの
「は?」
「そうなるよな……」
この温度差がすでに面白い。
そして白狐精霊獣の警備隊、声がデカい。反応がデカい。態度の差もデカい。
ミミルの名前を出した瞬間の
「ミミル様の主様ぁぁぁ?!」
音量だけで敵を倒せそう。
さらにシャルナの
「うるさ……」
が今回の正論枠。
そして極めつけはこれ。
「ちなみにコイツ魔王の主だしね」
からの
「魔王のぉぉぉぉぉ?!」
白狐精霊獣、声量で世界取れる。
最後の
「地味に疲れない?この精霊獣の相手するの」
「疲れるな……」
この2人の“静かな疲労感”が最高の締め。
次回
ミミルの反応は如何に?!
明日もお楽しみに!GoodBye!




