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ミミルを追いま〜す!

「おばあちゃんから逃げる為に部屋に来たけど…本読尽くしたな〜」

(※シャルナの読む速度が尋常なだけです)

ベッドに転がってる私に対して椅子に座って本を読んでいたルイトが言う。

「お前早すぎだろ…俺なんかまだ半分もいってないぞ…」

呆れながら言うルイトに対してつまらなそうに言う私。

「だってさ〜新しく買った104冊…1時間で読み終わらせる方が悪くない?魔術は読み深めることで習得するレベルが変わるけど…大差ない…もっと面白い本ないかなぁ〜あ!ミミル追いかければいいじゃない!」

「何言ってんだよ…精霊だからどこにいるか解らな…」

「魔力追跡!」

そう叫び気味に言う私に本から視線を私に移したルイトが呆れ半分な声で言う。

「は?」

「予めミミルに魔痕を残しておいたの!!それなら見つけれる…」

(※ほぼGPSみたいな魔術です)

ポンっと本を閉じながらルイトが言う。

「相変わらず規格外だよな…」

「ええっと〜世界樹付近か…」

「世界樹って言うと、エルフが住んでる迷いの森にそびえ立つ樹齢何億ものデカイ木だろ?」

顎先に指を添えて考えながら言い当てるルイトにパチンと指を鳴らして答えるシャルナ。

「そうそう」

「というか幻だし…」

「2回くらい行ったことあるよ?まぁ追い出されたけど…」

少し青ざめながら言うシャルナにルイトはまたしても呆れながら問う。

「は?何年前だ…」

「えっと〜4歳の時」

「は?約8年前じゃないかよ」

「4歳と5歳だったから大丈夫でしょ!」

「大丈夫じゃねー!」

「さてと〜メモ帳とシャイペンくらいかな持ち物」

ゴソゴソとポッケに入れ始めるシャルナ。

シャイペンが落ちて拾うシャルナ。

「四天王の話はどうした!というかハンカチいるだろ」

「あ!そうそうハンカチハンカチ〜四天王?」

ハンカチが入っているタンスに駆け寄るシャルナ。

「忘れてるのか?」

「あ〜まぁいっか!」

「いっかじゃないだろ…」

詰め終わってパンパンになったポケットをポンポンと叩いてシャルナは言う。

「レッツゴー」

「レオンは連れていかないのか?」

「止めるに決まってるから置いてく」

「地味に酷いな」

「何?」

「なんでも…一応これ持っていったらどうだ?」

そう言ってルイトが"シャルナが壊したイアホン型念会話機器"を差し出す。

「なんでよ」

「交渉を好むエルフだからな。一応持ってった方がいいかと思ってな」

「じゃあ持ってくか…ついでにこの前壊した魔道具とかも持ってこうかな…」

「魔道具可哀想…」

引きながらルイトが言った。

「魔道具に感情ってあるの?」

引いてるルイトに対して純粋に返すシャルナ。

「あるとしたら謝った方がいいんじゃないか?」

「子供が考えそうなことね…」

「うるせ」

少し頬を赤らめながらルイトが言うのを遮るようにシャルナは言う。

「じゃあ行っくぞ〜!」

重い腰を起こしてシャルナに続いて渋々、浮遊輪廻で向かうルイトだった。

どうも皆さん、今回もシャルナが規格外すぎてルイトが完全に“常識担当”にされてましたねw

まず104冊を1時間で読み終わらせるシャルナ。

(※普通の人間は無理です)

ルイトが呆れるのも当然。

そして唐突に始まるミミル追跡。

「魔力追跡!」

(※GPSです)

この雑さと天才さの両立がシャルナの魅力。

さらに世界樹の話になった瞬間の

「2回くらい行ったことあるよ?追い出されたけど」

いや、4歳で迷いの森に入って追い出されるって何?

ルイトの「大丈夫じゃねー!」が完全に読者の声。違う?

そして荷物の詰め方も相変わらず雑。

• シャイペン

• メモ帳

• ハンカチ(忘れてた)

• 壊した魔道具

• 壊したイアホン型念話機器

持ち物の癖が強い……

ルイトのツッコミも冴えまくりで、

「魔道具可哀想…」

「子供が考えそうなことね…」

「うるせ」

この掛け合いが最高に“シャイ魔”(シャイな魔術師ちゃんの略です)らしい。

最後はシャルナの「じゃあ行っくぞ〜!」で強制スタート。

ルイトは渋々ついていくけど、絶対この後地獄を見る……お疲れさま……ルイト……

ということで!読書お疲れさまでした!まだもう1話あるので良かったら見てってくださいね!

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