"大緊張"
「ということで、今回は各国の王族が視察に来られておられるので、呉々も無礼が無いようにな」
はい?え?は?ん?え?は?各国の?王族?ということは?え?え?え?え?え?
目を丸くして顎が外れたようにポカーンと開けて驚いてる私に向かって隣に座っているルイトがコソッと言う。
「おい、シャルナ…各国の王族ってことはお前のトコも来るんだろ?どっちだったか…母方だな。母方が王族の娘…まぁ王女なのに一般市民と結婚したからあんまり関わりがなかったのだろ?ヤバくないか?」
全くその通りでございまぁぁぁぁす!!!
お母さんは好きだけど、叔父とかは…ちょっと…アレだからなぁ…
こくこくと頷く私にジト目を向けながらレオンが小言で言う。
「お前の叔父来るんじゃないか?叔母とか祖父とか祖母付近が」
「来る可能性はなくない…ヤバい…」
本当にヤバい!うちの祖父母がなんというか孫バカだから…息子の次の王は、息子の子ではなく私にしようとしてたからなぁ〜結構地味にやってるつもりだったけれど、ついつい少し有名になってきたから…知られたらヤバい!
そうやって考えているうちにぞろぞろと王族が入ってくる。授業参観みたいな感じじゃない…なにこれ恥ずかし…というか……緊張がぁぁぁ!
カクカクとロボットのように動く私を見てルイトは一生懸命笑いを堪えてる様子なのに、レオンは反対。ジト目を向けて何してるんだみたいな顔してる…何この温度差!ミミルぅぅ!ラファエルぅぅ!助けてぇぇぇ!
「じゃあここをアルメリア」
指名されてビクッと跳ねて真っ青な顔で小さく答える。
「ソレハ…XガAニナルニハコノジュツシキガカンレンシテルカラデス…」
「よろしい」
ロボットのように行動する私に向かってルイトが
「よw良かったなwシャwルwナww」
「笑わないでよ…」
「まぁw良かったな?w」
「レオンまでぇぇ…」
この2人、仲が悪いように見えるけど実は良かったりするんだよなぁ…それより…後ろ!おばあちゃん来てるぅぅ!おじいちゃんまで!おじさんも!おばさんも!これは…対処が面倒臭くなる…ああああ!呑気に伸び伸びとできる学園生活がぁぁぁ!
今回も読んでくださりありがとうございます!
……はい。作者です。まず言わせて。
シャルナ、緊張しすぎ。
ルイト、笑いすぎ。
レオン、ジト目しすぎ。
祖父母、来すぎ。
なんなの今日のカオスは。
書いてる途中で作者の方が
「え、これ本当に中学生の話だよね?」
って何度も確認したからね。
だってさ、
“各国の王族が視察に来る授業参観”って何。
普通の学校はせいぜい保護者だよ?
なんで国王クラスがぞろぞろ入ってくるのよ。
しかもシャルナの祖父母、
来る気満々で最前列にいるの怖い。
孫バカ通り越して、
もう“孫を次期王にする気満々バカ”だよ。
そしてルイト。お前は笑いすぎ。
いや、分かるよ?
シャルナがロボット化してるの面白いよね?
でも授業中に笑い堪えて肩震わせるのやめて。
作者が笑って書けなくなるから。
レオンもレオンで、ジト目で煽るのが仕事みたいになってる。
なんでこの2人、シャルナが緊張してる時だけ息ぴったりなの。
そして極めつけは、後ろに祖父母フルセット。
作者も叫んだよ。
「来るなって言ったじゃん!!」
(※言ってない)
しかもシャルナの心の声が
「ミミルぅぅ!ラファエルぅぅ!」
って助け求めてるのに、
誰も助けに来ないのがまた可哀想で可愛い。
もうね、
今回の話はシャルナの胃が死んだだけじゃなくて、作者の胃も死んだ。
次回はもう少し平和にしたい……
したいけど……
キャラが勝手に動くから無理かもしれない。
ではまた次の話で!
ちゃんちゃん!




