魔王って意外と〇〇?
「魔神系統粉砕ー木っ端」
なにそれなにそれ〜!
魔王って魔術使わないのかな?魔術の派生みたいな技?異国の地で使われている柔術みたいな感じかな?
そんなことを考えながら結界で悠々と弾く。
その木っ端という術は、漆黒の槍のような…禍々しい黒い光を宿しており、矢尻の部分がギザギザで鋭いため、刺さると死ぬっぽい。というかミチミチいってるし…この空間持つ?
試してみようかなぁ〜でも死ぬかもだし…というか死ぬのは御免だし〜指なら…いいよね?
そう思って結界の一部を解除し、そ〜っと左人差し指を出す。
即座に粉砕しに来る槍。
触れた瞬間、鋭い痛みが走った。
当たり前。
痛みの他に、自我崩壊する術式も込められており、視界に歯車が掠った。これはヤバイと判断し、結界を張り直し、とりま指をぶった切る。
痛ぅ〜結構痛い…まぁ指先って神経結構毛糸玉みたいに通ってるもんね〜次から指はやめて腕にしようかな〜
ということで、治療魔術で生命成長させ、治りを早くする。
次第に痛みが引いていき、少し安心…
「馬鹿な…なぜ我の術を受けて生きている?!というか指ぶった切るの尋常じゃないだろ!何者だよ!」
「え?ただ少し魔術に惹かれているただの魔術師よ?」
「少しじゃね〜だろ…」
「へへ〜じゃあ次は私ね。」
「褒めてないぞ?」
「火系統上位魔術ー火炎勢乱炎×水系統上位魔術ー水気勢流×風系統合成光武ー光風乱舞=火水風光魔王致死」
「は?」
以前ボーストレインで使ったヤツの上位版を撃ったんだけれど…えぇ〜魔王倒れてるじゃん…というかなんかこの世の終わりみたいな顔してなんか唱えてるし…詠唱?じゃない…なにそれ…
「遺言を残す…まず四天王が一人…」
あ、遺言だ…弱…魔王大したこと無かったじゃない…下降りて頭をツンツンと突くが遺言を言ったまま…面倒くさ…もうちょっと試したかったな〜
第48話、魔王戦だったはずなのに……
一番ヤバかったのは魔王じゃなくてシャルナの方でした。
まず魔王の必殺技「魔神系統粉砕ー木っ端」。
名前だけ聞くとめちゃくちゃ強そうなのに、シャルナは結界の中で、「なにそれ〜?」と完全に観察モード。緊張感ゼロ。
しかも、「指ならいいよね?」の精神で結界をわざわざ開けて触りに行く神童。
結果、指がミチミチ言って即死コース → 自分でぶった切る
という、魔王より怖い行動力を発揮。
魔王の方が「何者だよ!」って叫ぶのも納得。
そして極めつけは、シャルナの“魔王致死”コンボ。
火・水・風・光の合成魔術をノリで撃ったら、魔王が普通に倒れる。
しかも遺言モードに入る魔王を「弱…」で片付ける主人公。
魔王の威厳、木っ端みじん。
ー今回のまとめー
• 魔王 → 技名は強そうだが中身は弱い
• シャルナ → 指を犠牲にしてまで魔術を試す狂気の天才
• 魔術 → 合成すると魔王が死ぬ
• 物語 → シリアスの皮を被ったギャグ
魔王戦なのに、
一番の脅威はシャルナの好奇心でした。
次回、魔王の扱いがどうなるのか…夕方更新しますので、お楽しみに…




