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祭りより魔術書?!

途中から雪が日光に反射して眩しかったので、目を瞑って何十分か経った頃、急に止まった。

「到着!」

ルイトの声が聞こえ、目を開けると…雪景色な中、雪を固めて造っている像や、雪の上に瞬時に流すことで固まる即席飴、未成年も飲める謎ひ七彩色のお酒的な飲料物、希少な七彩の杖、七彩ランタン、七彩的当て、七彩式魔術書売店、ケール暖、などなど、様々な屋台が出回っていた。

中でも私が"買い占めたい"と思ったのは、七彩式魔術書!

ということで、しれっと七彩式魔術書売店へ向かう。

中に入るなり、私は海賊が宝物を見つけた時のような満面の笑みを浮かべ、ぴょんぴょん跳ねながら、

「&*、*@*&?。&、,&?*??&☆!」

言語化できない叫び声を上げていた。

そんな私に中年くらいの男性が声をかけてきた。

『嬢ちゃん、そんなに気に入ったかい?』

えっと…言語通じないなぁ………あ!そうだ!

「言語系統魔術ー翻訳」

言語翻訳を己にかけることで、話している言葉や話す言葉が翻訳され、理解できるという効果。

「言葉、通じないかい?」

心配そうに話しかけてくれる男性。

…言語は理解できる………ただ、ただ、初対面の人に話せるようになれる魔術がない…終わった…

「やっぱりココに居た!」

カチコチと石像化している私に救いの光がさした。

ギギギ…と、首を動かすと………呆れたルイトが居た。

あ、そういえばルイトに翻訳の魔術かけてない…

「すみません、直ぐ回収しますので…ご迷惑をおかけしてませんか?」

あれ?話せるの?!

「迷惑なんて1mmも思ってないから大丈夫だよ。ところで君は何処かで見た事あると思うんだけれどねぇ〜」

「俺はアーククライト王国の第3王子ルイトです」

「あぁ!思い出したよ。たまに来てくれるアーククライト家の子だね。」

「はい、いつもお世話になっております」

「こっちが世話になってるよ」

「…では、コイツは回収していくので…」

ガシッと後ろ襟首を掴まれ、店から強制退館。

「また来ておくれよ〜!」

手を振って見送ってくれた男性。

そういえばあの人なんて名前なんだろ…

「で?シャルナ…それはどう持って帰るんだ?」

それとは…この大量な七彩魔術書のこと。

しれっとルイトが会話している時に買ってきたの。

「え?持ってくれるでしょ?」

「持たないぞ」

「じゃあレオンに頼もっと」

「多分持たないぞ」

「え〜」

ケチ…というか離してよ…苦し…首締まって…

第103話を読んでくださってありがとうございます!作者です!

今回はラ・ネージュ国の祭り回でしたが……

主人公が一番テンション上がったのが“七彩式魔術書”という、完全にシャルナらしい展開になりました。

雪像や七彩の屋台、即席飴など、本来なら「祭りを楽しむ回」になるはずが、シャルナだけは魔術書一直線。

あの「言語化できない叫び」は、書いてて私も笑いました。

そして、

・初対面の人に話せないシャルナ

・石像化するシャルナ

・回収しに来るルイト

・絶対に荷物を持たないレオンとミミル

この4人の関係性が、今回すごく自然に出た回でもありました。

特にラストの「え?持ってくれるでしょ?」→「持たないぞ」の流れは、完全にいつものシャルナとルイトで、作者としてもお気に入りのやり取りです。

次回はホテルでの休息回に入りますが、シャルナの買いすぎた魔術書がどう影響するのか、そしてルイトの“意外な一面”も出てくるので、ぜひ続きも楽しんでいただけたら嬉しいです!

それでは、また次の話でお会いしましょう!

あと、昨日…ついに…1日で最高記録の146PVが214PVに更新されました!ありがとうございます!おかげで水吹き出しましたw心拍数が倍になり、体温が高くなったり…とても嬉しい限りです!ありがとうございます!

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