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登校してたら突然プリキュアになった僕  作者: かんな
6章_VSラスボス

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68.知識

振動する空間だが、横に重力で空気を移動させることで振動を遅らせながら近ずく。

「どういう原理なの?」

「さあねうちにもよく分かんない」

拳が縡に直撃する。

「っぐ!」

「今!」

輪の重力の向きを変えこちら側に引っ張る。

「吸収!」

黒い渦が縡を囲う。

「これは、テイクマターか」

縡の体から色々な生物が滲み出てくる。

「なに、これ」

(これじゃ本物の化け物じゃない)

「ロック」

浮き出た者全てに糸を通し体の中に押し戻そうとする縡。

「ーカオスインパクトー」

動きが止まっている縡にもう一撃拳を落下させる。

「っい!」

その衝撃で綱引き状態だった能力の奪い合いが途切れるように縡が吹っ飛んでいく。

「どうなった?リン」

「なんかつかんだ!」

何を取ったか解析しているカスミと輪だが、縡はすでに再生し終わっていた。

「やってくれたわね」

「まずい!一旦はなれ」

その場から離れようと動く、その前に縡は動作に入っていた。

「ー聖典・轟ー」

パン!!!と手をたたくが

「あ、あれ?」

「は?」パン!!!パン!!!!!パン!!!!!!!!

「もしかしてリンが取ったのって」

「クソがり勉野郎が」

「振動波!」パン

リンが手をたたくも何も起こらなかった。

「使えねーこの能力」

がっかりしている輪目掛け別の能力を放つ。

「来るよ!リン!」

「ートラップネットー」

空間の間から出た糸がカスミと輪を囲う。

「これは?」

「ーバルーニングコアー」

両掌の間で糸を一点に出していき、逃げ場のない力の方向がカスミ達に向かう。

シュッっと高速で伸びていく糸の前に群れ鳥が通るも威力を落とさず全ての障害を貫通していく。

「ーグラビティーループー」

飛んでくる糸の軌道を逸らそうと前に重力の方向を渦上に外にだす。

糸は狙い道理逸れたがまだ攻撃は来ていた。

「ーミニオンヘイストー」

先ほど群れで飛んでいた鳥たちが一斉にカスミ達に襲い掛かる。

「ーグラビティ―ループー」

またしても重力の壁を作るも今度は体をあらぬ方向に曲げながら重力に逆らい突進してくる。

「きもいいぃぃ」

攻撃をかわそうと後ろに下げた足に痛みが走る。

「なに?」

不可視の糸がそこら中にめぐらされており、切れ味もいいようだ。

「まずい!避けれない!」

重力の壁が通られる。その瞬間。

「脳波」

鳥の頭に手をかざし微量の電気を放つ輪。

「なにを?」

すると鳥達は旋回しながら羽ばたき縡にぶつかっていく。

「よし」

「何したの?」

「あいつらの筋肉に旋回するようプログラムしたんだ」

(?????????)

「まさか一発で行くとは」

広範囲で炎を出して不可視の糸を全て焼き切る。

「やってくれるね」

腹に刺さった鳥を抜きながらポーカーフェイスで笑うもピクピクと口の先が動いてしまう。

「隠しきれてないぞ?それに言ったろ、科学は絶対って」

「くそが」

もう一度、今度は複数の糸を集中させ狙いを定める縡だがだんだんと霧が濃くなっていって次第にはカスミ達の姿を見失ってしまう。

「これは?」

姿は見えないが転々と移動する声だけが聞こえる。

「こんなに海水が蒸発してたんだ、俺がちょっと手を加えれば発生するだろ」

「なにを!」

「スコール、聞いたことぐらいあるだろ」

体中に水滴がこびりついてくる。

「天然の煙幕だ『神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。――――――」


霧の中に一つの光が浮き出てくる。

「そこか!」

糸を飛ばすもまた重力の壁で方向を逸らされてしまう。

「それは御子を信じる者が、一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。』僕に力を、ートライデント・エンノシガイオスー」

空間が強く揺れ始め、その振動と共に雲が押しのけられていく。

「やってくれたな輪、ーロックー」

体中に糸を張り巡らせる。


衝撃が縡を襲い、体中にひびが入るも糸のおかげで崩れはしなかった。

「はぁ、はぁ、はぁ」

筋肉全体が硬直し続け、再生に手間取る。

瀕死な縡の前に行き手をかざす。

「これで終わりにしよう縡」

「っくそぉ」

「吸収」

またしても黒い渦が縡を囲う。

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