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登校してたら突然プリキュアになった僕  作者: かんな
6章_VSラスボス

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66.本震

まばゆい光が周囲を包み縡の視界をつぶす。

その隙に心臓にカスミの拳が落下し縡の体に穴をあける。

「うっ、いいじゃない」

縡がひるんでいる隙に吸収をしようと急接近する輪だが、そこで初めて顔を見てしまう。

「お前、」

「っひ!ー聖典・轟ー」

輪目掛けて手を鳴らす縡。

「リン!」

衝撃波が来る前に輪の前に入って身を挺して庇う。

「――っ!!」

「カスミ…」

「自分の技を食らうってどんな気持ち?とても気持ちいかしら?」

衝撃と轟音で筋肉が硬直し、数か所の骨と右の鼓膜が破れる。

「大丈夫か!カスミ?」

落下する体をナノが浮かせる。

「う、うんってここは」

辺りを見渡すと海の上ではなくどこかの地面がすぐ下にあった。

「あら?今頃?ふふっ、さっきまで暴れてたから予定よりも早いかもね」

森にいた鳥が一斉に飛び立ち、遅れて何かが爆発した音がする。

「今のは?」

「揺れてる?」

「来た来た来ちゃ!」

揺れがどんどんと大きくなり次第には森の木々が根こそぎ倒れていき、穴の底が見えないほど地面が割れ始める。

「縡!何をした!?」

「君は?まぁいいや大地震よ震度は10以上かしら」

ありえない、理論上の最大マグニチュードは12だ。

「いま、あり得ないと思った?」

!?

「やっぱり!そんな顔してたから分かるよ!ありえないもんねでも、今こうしてありえたんだからあり得るんじゃない?」

地面の高さがどんどん変わっていく。

「あら、一旦のお別れかしら、またね」

地面が上がっていき縡との距離が離れていく。

【天変地異をおこせば】

くそ、まただ。









揺れが収まった。

「止まった?」

「い、かな、いと」

「カスミ!」

横たわっていた体を起こして折れている骨で立とうとするカスミを止めるナノ。

「さっ、っき、、んで、躊躇、したの?」

千載一遇のチャンスを水の泡にした輪の行動に質問する。

「ごめん、顔見知りなんだ。でもあんな性格じゃ」

俺のせいでカスミが

【僕のせいで、皆に嫌われる】

「っそっか、それ、、は、、しかた、ないね」

!?

思っていた回答とは違う言葉に戸惑う輪。

「わた、しだけだと、、あいつを、、ころす、、しかないけど」

友人が殺される前提なことに心が少し乱れる。

「けど、あなたが、、、っしょに、たたか、、、ってくれ、たら、、、にかほうほう、、、があるかも、、、しれない、、から」

筋肉の硬直がだんだんと収まってきたカスミが輪に手を差し出す。

「いっしょに、たたかって、くれる?」

まだ、他人の凶悪人を助けようと考えてくれるのか。

【きれいごとだよ】

そうかもしれない

【僕はもう躊躇しないから】

でもやっぱり何があったかだけは聞きたいよ

【行こう】

うん

「手を貸してくれ、カスミ」

「いこう」








太平洋プレートと北米プレートの隙間に渓谷ができ、海水が次々と入っていく。

その穴の先に―――――――――――――

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