表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
登校してたら突然プリキュアになった僕  作者: かんな
6章_VSラスボス

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
61/76

61.全力

自分に糸を無数につなげ自分のフィジカル限界値以上の能力を強制的に引き出す。

「―!」

ゴキゴキと骨を鳴らしながら縡に接近する。

(早い)

縡が反応する間もなく右拳で縡の頬を強打する。

血肉が宙を飛ぶ。

それは縡の血肉でもあり、風太の血肉でもある。

「あげ?ぎまぎょこぶじじぇうでがバキバキじゃない?」

顔の肉が蠢きながら再生していく縡。

「風太!」

「―――。」

腕に糸を乱雑に絡ませて無理やり動かす。

今度のパンチの助走はさっきよりも早く――

宙を蹴った勢いで両足の関節が外れる。

腰全体でスナップを効かせて――

ミシミシと骨と筋肉と内臓が悲鳴を上げる。

今度は折れないように糸で腕全体をコーティングして――

腕の内部まで糸を貫通させて骨が折れないように裁縫するがごとく筋肉と骨の一部一部を縫い合わせ固定する。

「―――全力」

またしても縡が反応する間もなく、またしても右頬を、今度は先の威力の何百倍もの強打。

「ー全力強打フルインパクトー」


衝撃波で竜のバランスがよろけ、あたりの雲がかき分けられていく。

殴られた縡は粉微塵になって海に落ちて行く。


「っがは!」

「風太!」

先ほどの全力強打の反動で肺に数か所穴が開き、何十本もの骨を粉砕骨折、頭に血が上ったせいか目や耳からも出血をする。

すべての力が抜け海に落ちて行く。


(もうつかれたよ、母さん)

(そうだろ?俺頑張ったろう?父さん)

(兄ちゃん、きっとどこかで幸せに暮らしているだろ?)

(もう疲れたんだ……もう)




「お休み、風太君」

テイクマターで風太を取り込む。

「あ、」

「ふふふ、ははははははははははは!」

「あ、あ、」

「ふぅ確かこうだっけ?」

「あ、あ、あ、あ、」

「ー変身ー」

「あああああああああああああああああああああああああ」

縡の姿が変化する。

白い軍服を身にまとい、短めの白のスカートに白いヒール。

背中には黒が基調のマントを羽織り、頭には光輪が二つ。


「それから、こうだっけ?」

「カスミ!」

「ー聖典・轟ー」

縡がパチンと指を鳴らすと周囲に轟音と衝撃波が響きカスミを襲う。

「避けろ!」

「ああああああああああああああああああああああああああ」

「くっそっ」

堅人が竜で衝撃波からカスミを庇うも衝撃に耐えられず機体がカスミの前で爆散する。

「あああ、、、、、あ、あ、、、、、、」

「ー聖典・轟ー」

縡がパチンと指を鳴らす。

今度は爆炎と煙のおかげで衝撃波が目視で確認できる。

当たる、そう縡が確信した瞬間にはカスミの姿はどこにもなかった。





「―――きろ!、起きろ!」

目を覚ますとそこは日本軍基地だった。

「ナノ?どうしたの?」

「カスミ!時間が無いんだ僕の力を使ってくれ!」

「力?なんで?私にはブラがいるよ?」

(記憶が無くなっているのか!?)

「ふざけないでくれカスミ」

「どうしたのナノ?泣いてるの?」

ポタポタとカスミの手に水滴が落ちる。

「違うよ、カスミ?泣いてるのは」

水滴がナノの頭に落ちる。

「君だよ、カスミ」

「あれ?なんで?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ