60.再開
「これどうやって止まるのーーー!」
「やっぱり考えてなかったか」
首からナノが滲み出る。
「あんた村上さんの!こっち来て平気なの?てかいつから!?」
「まぁまぁそんなことより舌、かまないようにね」
「へ?」
「メテオグラビティ―」
超スピードで斜め上に移動していた体がズンと下に落下し始める。
「んんんんんんんんんんんんんんん」
「グラビティ―ゼロ」
落下速度が収まり、ゆっくりと日本本土の地面に落ちて行く。
「これから嶄と合流するのか?」
「いや、私たちはこいつの相手をするからナノは先に行ってて、心配でしょう?」
「こいつ?」
霧の中に人影が見える。
「誰なんだ?」
「ノノハコトっていういかれ野郎よ」
その名前を耳にした途端ナノの表情が曇っていく。
「ノノハ!!?」
「知ってるの?」
「あぁ知ってるよ、なんてったってあの子は日本軍の副隊長だもん」
「!?」
二人がナノの行ったことに肝をつぶしていると縡が物凄いスピードで隣のブラを掴む。
「っが」
「あなたきっとこの子が能力を使える元凶よね?」
ブラの首を締め上げる縡。
「何してる怒!早く戻れ!」
「ッダメ、タマシィガ、、、ハナレ、ナイ」
「私が唯一使える能力なのよ、ーテイクマター、この飛行能力も貰い物」
「ー聖典・焔ー」
植物を縡に巻き付けようとするもあまり伸びずに枯れて粉になって消えてしまう。
「力が」
光輪も消失し、軍服姿もだんだんと元々着ていたトレーニング着に変わってしまう。
「厄介だったの、あの霧。振動は気持ちかったけど//もう飽きちゃった」
まずい、このままじゃ
ブラが完全に意識を失い、それから闇を渦上にブラの周りに形成する。
「さぁこれからどうするの?ただの少女さん?」
「ナノ、先に戻って村上さんに伝えてくれない?」
「なにを?」
ナノの方へ振り返ったカスミはとても優しい微笑ででもどこか寂しそうな目でナノに伝言を伝える。
「しくっちゃった」
カスミの背後に火炎玉が襲い掛かる。
「ダメだ、カスミ!」
「超ウルトラ絶対防御プレートだぜ!」
カスミと火炎玉の間から、下から上に車輪側をカスミに向ける形で何かが通り過ぎて火炎玉からカスミを守る。
風圧で髪がなびいてかき分けながら飛行物体を目視する。
飛行物体の羽には日の丸のマーク。
それに特殊な形の羽。
機体ナンバーFー276機『竜』
「堅人!」
運転席の窓からグッとサインをする堅人の後ろにもう一人、機体の外側にしがみついてるものがいた。
「俺もいるよ!」
「風太!!!あんた防衛線は?」
「問題ない!近隣の同盟国と協力して害はすべて取り除いた!」
害はすべて取り除いた、しかもアメリカの撃ってきたやつが恐らく最初で最後の戦闘機能。
核は撃ってこない、一度私が返したからそれにビビるだろう。
てことは!
「第四次世界大戦、完全勝利だ!」
「っっっ!!!」
終戦の報告を受け、鳥肌が立ち汗が上に登っていく。
「あとはじゃあ」
「魔王軍だ、、、け、、、、」
風太がここに来て初めて敵の姿を目視する。
「助っ人かしら?面倒ね」
「ののはこと?」
「あら?私の名前を知っているのね?」
「待て風太!作戦は!」
堅人の静止を聞かず機体から飛んで縡に襲い掛かる。
「マリオネットステップ!!!!!!!!!!!!!!!!」




