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登校してたら突然プリキュアになった僕  作者: かんな
1章_登校してたら突然プリキュアになった僕

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3.楽の天使

ポータルから現れた女は昔からノラを知ってる口調で話す。

「やぁノラ」「ヨイ来たノラ」「ノラ?なんだその語尾キャラ付けか?」

口調は男だが服装は女物の黒い軍服で着飾っている。

性別も女、髪も腰回りまで伸びており160あるかどうかの小柄。

女が佐渡市の地に降り立つ。

「そっちの少年が寄生先?趣味悪いね」「寄生?」「うるさいノラ」

「図星かよ、反論が聞こえねーなー」「リン!」

少年が佐渡市についたのとは三分遅れて少年の父たちも現地に到着する。

「お父さん...」「リンさっきは」「御託はいいから目的達成しちゃうね」

そういうと女は手を振りかざして少年めがけて何かをする。

「危ないノラ!」ビュン

ノラが数センチ少年を飛ばして助かったがノラは

「ノラ!」「僕はいいからあいつを」

体が真っ二つになった自分を心配する少年を「いいから」とまるで気にしていない、いやこの体がどうなったっていい塵のように扱う。

「ぶっ殺すノラ」「変身っ!」「っち」

変身と男子高校生の息子が叫ぶのを目の当たりにする父の感情は恥でも怯えでもない我が子の身を案じる心配もないただ、「やっぱりあれはお前が」という確信だけがあった。

変身した少年はNASA上空まで飛ぶ、それはおそらく自分の攻撃で皆を傷つけたくないという慢心。

「お前は何者だ」

少年が女性に質問すると待ってましたと言わんばかりに満面の笑みで答える。

「私は喜怒哀楽の楽を担当する最後の天使ヨイ。そこの堕天使を拘束せよとの任務を我が母から承ってはるばると四次元宇宙から来ました。以後お見知りおきをそして」

何かを言い終わる前にヨイはまた先ほどと同様の攻撃を少年めがけて飛ばす。

「左様なら!」ビュン

あぶねぇこれは糸か。

ヨイはノラを捕縛するために派遣された糸を操るのが基本能力。

避けるのに誠意いっぱい過ぎて攻撃できない。クソ何かいい方法はー

『これは君の力、君自身が自由に使えるノラ』

何かをひらめいた少年は速やかに実行する。

「オートマター」

そういうと少年の体の周りに二個三個とぽつぽつ黒い球体上の何かが出現する。

「これはノラではなく君自身の能力ってことかなっ」ビュン

今度は交わす行動はしない少年。イヨの攻撃が当たるそうその場にいた少年以外が思った。

ジュン

が、黒球は糸を吸収した。

「へー吸収かいいね面白い」「これで攻撃に集中できる!」

天使の輪に手をかざし攻撃の構えを取る。

「シャイニンg」

目の端に見えた父をみて少年は攻撃をためらってしまった。その隙を見逃すほど相手は馬鹿ではなかった。

「捕縛!」

直後少年とオートマターの間の空間から出た無数の糸が彼を捕縛する。

「はい終了。」「なんだこれ切れないっ」「おい暴れんな切れるぞ?」

あっけなく捕まってしまった少年の戦意が喪失する。

「別に焼いて食うわけじゃないってただそこのノラに用があんのだからそんな顔すんな」

「ノラはお前が殺したんだろ!?」「はぁー?さてはあいつ都合悪いと思ってなんも言ってないな」

「まぁいいさ」

そう何か説明しようとするも直ぐに諦めたイヨは少年の父たちの方を向く。

「じゃあ一瞬この子お借りしますね、この度はいろいろとご迷惑お掛けしました。」

「待ってくれ!」

少年の父がイヨに懇願するも彼は聞く耳を持たない、だが一瞬ほんの一瞬ためらってしまった。

それはイヨがとても優しすぎるから。

そんな甘ったれた隙を見逃すほどこちらも馬鹿ではなかった。

ジュン

「捕縛が解けた!くそもう起きたとでも言うのか?」「おいお前!ノラは一体どれだけ!」

「おしゃべりはもう終わり」

聞き覚えの声が背後から聞こえる。

「ノラ!生きてたのか!」「アシュリンいい力を考えたノラ」

不敵な笑みを浮かべノラは少年の右腕の主導権を奪う。

「なんだこれ腕が真っ黒に、それに肩から下の感覚が」

戸惑う少年を置き去りにノラは淡々と少年に要求する。

「腕を持ち上げるノラ!」「っくそカラクリ人形!」

次元の間からガラクタが少年を襲うも一手遅くイヨはノラの攻撃を食らう。

「テイクマター」

彼の変色し変幻した腕がイヨを飲み込む。

「クソなんだこれ、撚糸!」

出した糸を燃やす能力だが効果はない。

「寄生される、クソ意識が」

「ーーぎからはこいつも」「あ起きたノラ」「ここはどこだ?」「俺の部屋」

あたりを見回すととてもデカい家具が置かれた空間にいることが確認できた。

「にしてもお前も小動物だったとはな」「は?何を言ってるんだ?」

スマホに移った姿を見る。

こちらはレッサーパンダのようだがハムスターくらいのサイズでシベリアンハスキーの毛並み、色は茶色のミケに近い。

「なんじゃこりゃあああああああああああああああああああああああああああああ」

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