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登校してたら突然プリキュアになった僕  作者: かんな
3章_すべては闇に覆われて

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28/41

28.悪夢

(今、人形が動いた!中に誰か入ってるのか)

着ぐるみの顔が勝手に動き、中にカスミかウラのどっちかが入っているんだと思い少しにやける。

(気づかれてないと思ってるな、よしこのまま気づいてないふりして驚かそう)

窓の外を見ながら礼二は言う。

「はあーおねーちゃんたちどこかなー」

「ひとりさびしーなー」

(気づいてないふりしてここで振り向く!)

バット振り向くと着ぐるみは白虎の間から出ており、こちらに歩いてる最中だったのだろうか動きが止まっている。

「なんだ気づいてたのかよ」

一瞬目を閉じてソレを視界から外してしまった。


顔の前にそいつは移動していた。

「!?」

(こいつ、誰だ?)

とっさに階段側まで距離を取り、そいつに問いかける。

「お前誰だ!?お姉ちゃんとお兄ちゃんはどこだ?」

...動かない。

だが礼二はそいつから目を離さない。

だが、瞬きは生理現象

無意識のうちにほんの少し目を閉じてしまった。

ダン!

(っく、切られた刃物どっから?)

切られた拍子に足を踏み外してしまう。

「やべ」

ドタンドタンと音を立てながら、一階まで転落してしまう。

落ちてるとき、どれだけ目を閉じただろう、受け身を取りそいつが先ほどまでいたとこを見るがもういない。

「逃がすか」


「変身」


礼二の背中から白い翼と頭の上に光輪が出現する。

ものすごい速度で羽ばたき、三階まで飛びに行く。


浴場扉に何かいる。


「どこだ!?」

だが礼二は気づけず、白虎の間に入る。

バン!

「ここじゃない」

ダン

「ここ、でもない」

(クソどこ行った)

考え込む礼二の背後から忍び寄る人影ー

10m「どこいった」

5m「クソ分らん」

3m「ただ建物内の生物反応は僕とあいつだけってことは」

1m「あれが使える」

30cm刃物を頭に突き刺す。その瞬間

「ニンバスロック」

(後ろから光輪の気配!?)

とっさに刃物をかわしそいつを見る。

「おいお前、もう積んでるぜ?」

そいつは礼二が瞬きするのを今か今かと待っている。

「いいぜ目つむってやるよ」

礼二が目をつぶるー

そいつが切りかかりに行くその刹那ー

「シャイニングヘル」

そいつの光輪が勢いよくすべての物体を貫通し地面深くまでと落下する。

「馬鹿雑魚が」



チュンチュンチュン

「あれ?ここは?」

目を開けると朱雀の間の布団の上にいた。

「やっと起きたよ礼二」

「いつまで寝てるんだ?もうチェックアウトの時間だぞ」

「お姉ちゃんお兄ちゃんそっかただの夢か」

「早く荷物まとめろー」


夢だと分かり安心する礼二。

旅館を出て車へと向かう。

「今日中には新潟つくかな」

「新潟少し観光してから礼二とはお別れだね...」

「仕方ないよ、俺たちの金だと学校にすら行かせられないしな」

(学校?)

「よし、暗い話はここまでだ早く乗れー出発するぞー」

ウラが運転席カスミが助手席礼二が後部座席の定位置につく。

「じゃ行くぞ」


車が発進してすぐの事、異変を礼二だけが感じてしまう。

コンコンコン

(?ドアから音がしたけど石かな)


コンコンコン

(いや違う石じゃない、それに何か感じる)

コンコンコン

「お姉ちゃん!何か車の上にいる」

「?どしたの」

「お兄ちゃん止めて!」

「ダメだ!」

「ウラもなんかあった?トイレ?」

「いいか、カスミ礼二絶対に後ろは見るな窓も開けるな」

「なんで?」「何かいるんだね」

「サイドミラーから見えるんだが、後ろの屋根から腕を伸ばしてドアをノックする何かがいる」

「それって人形?」

「いや人だ、髪も長いし女か?」

(人が車の上で耐えてるのか?)




「なにそれチョーキモじゃん」

カスミがそいつの悪口を言った途端助手席の屋根から顔を貫通させカスミの顔を覗き込む。

「うああああああああああああああああああああああああああ」

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