24.結果
風太の姿が変化する。
白い軍服で身を覆い肌を露出することなくピシッと着こなしている、
ラグニアの姿が変化する。
黒い軍服で身を覆い、だがそこかしこに元の異形の角が突き出ている。
((これ嫌いなんですよね))
「束縛」
無数の糸がラグニアの体を覆い動きを封じる。
((何ですか?これ))
「撚糸」
覆われた糸が燃える。
((ほう))
ラグニアが燃えている隙に一行は散らばる。
「明、お前は私と一緒に彼たちを運びなさい、薫は風太の援護」
「了」
風太の背後から燃えているラグニアに乱射する。
「どうだイヨ」「完全に死んでるよ」
イヨは自分の糸を使って相手の状態を理解することができる。ただし、イヨと対象が糸につながれた状態、糸を張った状態、そして半径15メートル以内に対象がいないといけない。
つまりイヨが誤診することは決してない。
「いやーすごいね今の熱かったよ」
「は?」
ラグニアの生命活動は確かに止まっていたというより。
「なんで動くんだ?」
ラグニアの体はもともと死んでいた。
「こういう体質でね」
「お前も人形か」
「全然違うねぇ私の体の中にはちゃんと心臓があるよ?」
ラグニアがそういうと彼は上着を脱ぐ。
「ほら」
彼の胸は無く、肋骨、肺、肝臓、胃そして肺をどかしながら心臓を見せてくる。
心臓は何かの模様が刻まれており、鼓動は止まっている。
「ね?」
「傷が完治していく...」
「完治じゃないさちゃんと私の前の細胞は死んだよ」
焼けただれた肌が見る見るうちにきれいな肌に代わりそして紫色に変色、変形する。
「ただ前の細胞を捨てて新しくしただけ」
そんなことが可能なのかと風太以外が考える。
((不可能だ))
ラグニアが声の主の元へ駆け寄る。
「やっぱ人間にもできんじゃん」
「はや」ジュシュ
何か肉が避ける音が聞こえる。
「カハッ」
「縡!」「姉ちゃん!」
「安心してよ私って人間の構造には詳しいのちゃんと内臓と骨は避けてるから」
ラグニアが彼らの方へ振り返ると縡の胸を貫いた腕が見える。
「縊首」
ラグニアの首に糸が手繰り寄せられそのまま空中に上げられる。
「うっ、、、こふ」
ポコポコと口から泡を出している。
「縡!」
風太がラグニアの腕を切り飛ばし、縡を抱きかかえる。
「今止血してやるからな」
縡の傷口を縫合しているとき手が風太の頭を掴む。
「あ」
バキッと音が部屋に響き渡り床に風太が倒れる。
風太の変身が解けた。
「ふう危なかったね今のは」
「隊長!」
「ん?あはこれ?ちょちょっと安心してよ殺してないってほら生きてるじゃん」
風太の鼻から上の頭は砕けところどころに髪の毛、骨、脳みそ、目が散乱しているがコヒュコヒュと口から息をしている。
「だから人間に詳しいって言ったじゃん心配しないで君たちを殺したりなんかしないって」
そういいながら固まっている薫に歩み寄る。
「こふ、こな、、、で」
声を発声しようとするも恐怖でうまく出せない。
「さぁ一緒に」ダダダダ
ラグニアが薫に手を差し伸べようとした瞬間横から明がラグニアを撃つ。
「逃げろ!」
「っいったいなぁ」
腰が抜けてうまく歩けない、動かないと僕が何とかしないと、姉ちゃんが隊長が明君が皆ー
動けないでいる薫を見て明がさらに撃つ。
「早く」ダダダダダダダダ
「いてて」ダダダダダダダダ
「立って!」ダダダダダダダダ
「立てぇぇぇぇぇえ!」ダダカチカチカチ
「テイクマター」
ラグニアの腕が明の体を貫通する。
「どう?体内を触られる感触、気持ちいい?」
「あ、あああ」
「普段はここに管を差して空気が揺れるたびに感じやすくしてるんだけど、特別に私が」
「やめ、、、て」
「握ってあげる」
グシャと音を立てながら明の体内にあるどこかを握りつぶす。
「ああああああああああああああああ」
「おかしいな、皆喜んでくれてたんだけど...あそっかごめんごめんこっちじゃなかった」
バタ
「どうしたの?返事してよ、明君ねぇえ返事してよ!」
「君も一緒に行こうね」
「いやっ」
「テイクマター」
意識が、、、
ーーーー魔王侵攻部隊第7班壊滅




