21.敵
「いいか兄弟たちよ我々の敵はこの星にいる猿どもである!」
そう熱弁するのは僕と同じノラの細胞に適応した兄、マイザリーお兄さんだ。
「聞いてるのか?1392番!お前は皆より頭がいいんだお前が優秀にならないと困るんだ」
「ちゃんと聞いてますよお兄さん」
「よろしい、いいかまず我々の最も嫌悪する組織は軍隊だ!勝てもしないのにポンすかポンすかと猿どもをこちらに寄こすその度に我が相手にして...疲れるんだ!」
本音だ
「まぁまぁいいじゃないかそこは」
「ラグニア、確かに君にとっては趣味の悪い実験をするのに猿を使ってるから好都合かもしれないが、我が猿を片付けてるのだぞ?」
今話を遮って登壇したのはラグニアお兄さんだ彼もノラ細胞に適応した。
「ねぇ1392番君もいいと思うよね」
「はい」
「まあお前が猿を使うようになってから兄弟をいじめることはなくなったからいいのか?」
「これは何のための会議なんだよ」
「イーラ兄さん」
彼はイーラお兄さん僕たちの一番上の兄である」
「本題は人間どもを皆殺しだろ?」
「ちょっと待ってよ兄さんそれはもったいないよ」
「ならばお前が先に向こうに行って人間を必要な数捕まえて増やせばいいじゃないか」
「でも兄さんどうやら彼らは近しい人との繁殖は生まれた子が何故だか弱ってしまうんだ」
「ならば大勢を捕まえればいい」
「ココに入らんすよ」
「じゃあれだお父様の故郷を丸々魔王城の一角にしてしまえばいい、もともとの場所を使うんだそれでいいだろ?」
「でも向こうは臭いからな」
「お父様の故郷は確か」
「新潟だ」
(あの新潟!?とても臭そうだけど)
「はい着替え、下着はこれだとデカいから明日東京でいろいろ買おっか」
「はい」
「布団は私と同じでいいよね」
「不沌!?」
(汚そうだ)
まさかこの子床で寝かされてたの!?
ナレーション「もういいて」
「じゃ電気消すよ」
(なんだこれとても暖かいそれに疲れg)
「もう寝てる、お休み」
礼二の遠い昔の記憶
「おっとうちゃん!」
「よしよしいい子だな」
「おっとうちゃん!」
「どうだ?」「この子相当素質あるノラ」
「おっとうちゃん!」「そうか名前どうしよっか」「いっぱいいるのに覚えられないノラ番号で管理すべきノラ」「いつもそれで名前を付けてあげられてないんだせめてこの子だけで、、、も」
「お休みアシュリン」「おっとうちゃん?」
「今のは?」
「おはよう寝れた?」
「はい」
「じゃあ早速だけど出発しようか」
「でなんで俺もついていくんだ?」
(だれだろう)
「だって東京だよ?女と子供だよ?怖いじゃん」
「ただの足だろ」
ばれた
「ばれた」
「心の声、漏れてるぞ」
「礼二君シートベルトした?」
(死とめると!!?)
いいって。
「それじゃあ出発!」
「ガソリン代はもらうからな」




