12.世界の仕組み
三次元宇宙にある星の仕組み
大雑把に言うと核を中心にその外側にマントル、そのさらに外側に地殻そして大気で構成された球体の星が大部分である。
だが、四次元宇宙はこれらの常識は通用しない。
「ノラのヒントと瞬君の滑らしのおかげで大体わかったよ」「それじゃあアシュリンの見解を聞かせてほしいノラ」
それから少年は仕事をこなしながら四次元宇宙にある三次元世界の見解を述べていく。
だが少年はマルチタスクがあまりにも下手くそだったのでこちらで完結に分かりやすく述べると、
1.先ほどノラからもらったヒント『この世界に来るとき僕たちは一瞬だけ世界から干渉された』とは何か、簡単に言うと地球で言う大気圏に位置する現象。地球では大気圏に突入しても別に燃えたりはしない。ではなぜロケットなどは大気圏を突破、突入する時に燃えるのか、それは高速で大気の空気を前方に圧縮しているからだ。この現象は断熱圧縮という現象で、空気が急速に押しつぶされることで熱が発生し、物体が発光し遠くから見たら燃えてるように見えるのだ。
では四次元世界にある三次元世界どうなのかだが、ここは一応は三次元世界なので何らかの断熱圧縮とは別の負荷がかかったと思われる。
2.ではその負荷とはなんなのか、それはきっと時間に関係していると思われる。
地球からこっちに来たサンプルしかないのでさなかではないが、恐らくこちらに来るときは大気ではなく時間を圧縮されたと思われる。時間圧縮減少とでも仮に呼ぶとしてなぜこのようなことが起きたと思うのか、それはこの世界に来ての時間認識の齟齬、先に行った久保家がこちらに来たのが約1週間前その一週間後に僕たちが来た時にはすでに7年の月日が経過していた。つまり1週間のうちに7年が凝縮されたことになる。先ほど瞬兄がここは電脳世界といったようにここはおそらく電波が関係している。遠くに光る星が過去を表しているが、その星にワープしたところで過去に行けるわけではない、だがもし仮にその光の中に入れたとしたら、過去の光を放つ光の中つまり過去である。久保家、というより神隠しで連れ去られた者はおそらく電波の世界過去へと飛ばされるが、僕たちはワープ、瞬間移動でこちらに来た。おそらくその電波の世界からここの世界へと渡るのに莫大な時間がかかるのだろう。それにより時間の齟齬が生まれたと思われる。
3.ならば何故宇宙人との会話が可能なのか、これは簡単でここは電脳、つまり電波の世界。生物の脳には電気信号が流れておりその波長とこの世界の波長がリンクすることによって相手との意思疎通が可能になる。だがそれは宇宙人語を読解できるのではなくただなんて言ってるのかニュアンスで分かるというだけ、なので波長とリンクしない生物は意思疎通ができないため、そのまま宇宙人語がダイレクトで耳に流れてくる。
「ってのが僕の仮説だがどうかな」「30点ノラ」「うそおおおおおおおおおお!?」
「いくつかは会ってるのに肝心なとこが抜けている、またはあってないノラ」「じゃ答えはなんだい?」
「オマエもちょっとは自分で考えたらどうノラ...まぁいいノラ」
ノラの答え合わせ。
「まず、地球では断熱圧縮減少が起きるがこっちではそれは起きず別の減少が起きる、それは正解ノラ」
「でも時間圧縮の理論がぜんっぜんダメノラ」
「時間圧縮により地球と誤差が出る、それは会ってるノラただ、時間の誤差が出るのはあくまで到着予定時刻であって肉体には関与されないノラ」
「ではなぜ時間の進みがこっちも24時間なのに時間経過が早いのかそれは四次元世界に居座り過ぎているからノラ」
「久保家は一瞬でこの世界に来たと思ってると思うがそれは間違いノラ僕たちは一度四次元世界に行ってるノラそこで体はコピー複製されこっちに湧くノラ」
「そして次に異星人との交流ができるか、それは複製されたときに自分の肉体の情報としてメモリーを埋め込まれるノラ、それの万能機脳の一種ノラ」
「久保家は複製されるのにかかった時間七年、僕たちはそれらを無視したから地球と同じ時間の認識になるノラ」
「ちょちょっといろいろ突っ込みたいが」
困惑してる友の兄を置き去りに自分なりの解釈を少年は話す。
「つまり時間圧縮は間違ってないが、時間祖語の原因が別だったということ、干渉は文字通りにだったってことか」「だけど時間圧縮引っかからない方法もあるノラ」
そしてここからノラにとっての本題に移る。
「方法?」「あばばばばばぎゃははははは」
「それはノラ」「ぷしゅーーーーーーぷしょーーーーーん」
「四次元世界を知覚し応用することノラ」
「そんなこと可能なのか?」「ばひゅーーーーーーーーーー」
「それができた人が一人いるノラ」
「誰だ?」
「五十嵐 反無僕の嫌いな人物ノラ」




