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部活に行きたい。

この度は、文章形式です。

 最近、私は、毎週水曜日に、放課後、美術室へ行っている。

 6月に文化祭を控えているにあたって、クリスマスのジャズバンドコンサートの時も同じようにだが出展の1週間前が来るまで作業を始めない私なのだが、この度は珍しく、昨年度の3学期から作業している。

 理由は簡単で、どうしても描きたい絵があるからだ。

 焦げ茶の長髪に、翡翠色の瞳を持った、薄紫の鎧に身を包む女騎士の絵なのだが、それだけは、その存在を消したくはないのだ。


 だが、今週は、親の事情により、水曜は早く帰らざるを得なかった。また、此度のゴールデンウィークのおかげで、水曜日が潰れてしまった。

 そのため、二週間も、私は部活動に行くことは叶わない。


 ここまで、部活に行きたいと思ったことは初めてだ。

 どうしても、描き上げたい。この衝動が、掻き消える前に。


 他の曜日はというと、授業が長かったり、習い事があったりと、部活に行く余裕がない。パネルに色を乗せるどころか、放課後、部室へ立ち寄ることすら叶わない。


 ああ、部活に行きたい。

 彼女を、戦士を描きたい。


 なぜ私は、家に絵の具があるのにもかかわらず、パネルを持って帰って来なかったのか……

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