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歌声に花咲かせ  作者: 宮島485


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7/8

ようこそスクールアイドル同好会へ!

翌日、新入生歓迎会も終わり部室に行くと、机が少しだけ賑やかになっていた


「じゃーん!」


星野先輩が、両手を広げて得意げに言う


「花奏ちゃんの入部記念・簡易歓迎会でーす!」


机の上には、紙コップとお菓子がいくつか並んでいる。どれもコンビニで買ってきたものっぽい


「簡易って言うところがポイントだよ」


朝倉先輩が苦笑しながら言った


「気合入れすぎると疲れちゃうからね」


「でもお祝いするのは大事だよ!」


エルナ先輩がにこっと笑って、紅茶のパックを掲げる


「花奏ちゃん、どれがいい?」


「え、あ……ありがとうございます」


私は少し戸惑いながらも、差し出された紙コップを受け取った


「それじゃあ、改めて」


朝倉先輩が、軽く咳払いをする



「「「ようこそスクールアイドル同好会へ!!」」」


「……よろしくお願いします」


みんなの視線が集まる。でも、


(あれ)


昨日みたいな息苦しさはなかった


「硬い硬い!」


星野先輩が、私の肩をぽんぽんと叩いてくる


「もっと力抜いていいんだよ?ここ、ゆるいから!」


「るなちゃん、ゆるすぎ」


「ひどっ!」


「ふふ」


また、自然と笑いが起きる


ここは、本当に暖かい場所だ


「皆さん、ありがとうございます…私なんかのために」


「私なんかって…みんな嬉しいんだよ?」


「うんうん、新しい子が来るって本当に嬉しいことだからね」


エルナ先輩がニコニコしながら朝倉先輩に共感する


「思えばあたしが入った時もめちゃくちゃ歓迎されたからなぁ」


「そっかぁ、あれからもう一年経ったんだね」


「あの頃の自分は可愛かったなぁ…まあ、今の方が可愛いけど⭐︎」


星野先輩がそう言いながらウインクする


「ははは…」


私は苦笑いした


「あ、そうだ!花奏ちゃんは最初練習何したい?」


しおり先輩が何か思いついたように私に尋ねる


「練習…ですか。そうですね」


「ランニングでもダンスでも、歌でもなんでもいいよ」


エルナ先輩が優しく微笑む


何がいいだろうか、正直なんでもいいのだけれど


(あ、でも)


私はエルナ先輩の方を向く


「?」


エルナ先輩が首を傾げる


「あ、じゃあ、最初は歌を…やりたい…です」


「Gute Idee!」


「あたしも賛成です!」


「そうだね、そうしようか」

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