スクールアイドル同好会
私は先輩に導かれるがままに部室についていった
『スクールアイドル同好会』
と書かれたプレート
「ここが」
「そう、私たちの部室だよ。じゃ、入ろっか」
先輩が部室のドアを開ける
「2人ともお疲れ〜」
「あ、せんぱぁ〜い!やっときたぁ」
「入学式の運営お疲れしおりちゃん」
部室に入ると、ショートヘアの女の子と金髪でおさげヘアで、身長も少し高めの女の子がいた
「?先輩、後ろの子は誰ですか?」
「二人に紹介するね。今日、入学式で倒れちゃった一年生。佐倉花奏ちゃん」
「えっ!?だいじょーぶ!?ていうかかわいい!あたしほどじゃないけど」
「よろしくね、大丈夫? 無理しないでね」
「あ、はい、ありがとう…ございます…」
なんだろう、とっても心の奥が暖かくなった
「えっと、お二人の名前は…」
「ごめん、2人の紹介がまだだったね。こっちがエルナちゃん」
「エルナ・ヴァイスだよ。改めてよろしくね、花奏ちゃん」
「はい、よろしくお願いします」
「はーい!そんであたしが2年の星野るな!この同好会では一番可愛いから、みんなあたしに釘付けだよ」
「自称ね」
「ひどっ!」
「「あはは」」
「ふふ」
みんなの笑いに釣られて私もつい笑ってしまった
「あ、あの!」
私はあることが気になった
「ん?」
「皆さんは普段、どんな感じの活動を」
場に一瞬だけ、沈黙が走る
「……どんな感じ?と言われても」
星野先輩が首を傾げる
「私たちは歌いたいから歌って、踊りたいから踊る。それだけ」
「楽しいよ。とっても」
エルナ先輩が朝倉先輩に続けて言う
「失敗しても怒られないし!」
「あなたはもうちょっとちゃんとやりなさい」
朝倉先輩が星野先輩にツッコむ
「いやいつも真面目にやってますけど!?」
「あ、あの!」
二人の会話を遮るように声を出す。三人の視線が一斉に向いた瞬間、胸の奥がきゅっと縮こまった
―また、見られている
「ウグッ…」
その感覚が、少しだけ気分を悪くして、その場にうずくまった
「花奏ちゃん大丈夫!?」
「まだ具合良くなってないんじゃない?」
みんなから心配される。やっぱり
「すみません……私、やっぱりダメかもしれません」
「なら今日は、見てるだけでいいよ」
「お茶飲む?」
「クッキーもあるよ!」
(みんな優しい…)
ここまで迷惑しかかけてないのに、みんな嫌な顔しない…
再び、心がポカポカする感覚がした
「皆さん、ありがとうございます」
私は淹れてもらった紅茶を啜る
「全然平気だよ、今日は新入生歓迎会のリハーサルをホールでやるから、席から見てて」
「はい」
「新入生の目線釘つけにできるようにあたしキュートに頑張るからね!」
「私も、歌でみんなを元気にできるように」
「よし、今日も楽しむぞ〜」
「「「おー!」」」
3人が息を合わせる。すっごく楽しそうだった




