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歌声に花咲かせ  作者: 宮島485


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みんなで一緒に

私に過去の話をしてくれた先輩は、静かに笑っていた。でも、その目はどこか遠くを見ているようだった


「花奏ちゃん、あなたが怖いと思うのは、本気だからだよね」


「そうです」


私は素直に答えた


「それは、ちゃんと大切にしていい気持ち。でも、ひとりで立たなくていい。隣には、ちゃんと一一」



夜風が揺れる中、先輩が私の方に振り向く



「私たちがいるから」


その言葉で、胸の奥に抱えてたものが少しだけ軽くなった気がした


全部ではない


不安はまだある


でも、



私はもうひとりじゃない


それだけで、少しばかり息がしやすくなった


「...私、皆さんと一緒に過ごすこの時間も、好きです。だから...」


言葉が少しだけ震える


「そっか、ありがとう。本番、一緒に楽しもうね」


「はい、しおり先輩!」

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