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みんなで一緒に
私に過去の話をしてくれた先輩は、静かに笑っていた。でも、その目はどこか遠くを見ているようだった
「花奏ちゃん、あなたが怖いと思うのは、本気だからだよね」
「そうです」
私は素直に答えた
「それは、ちゃんと大切にしていい気持ち。でも、ひとりで立たなくていい。隣には、ちゃんと一一」
夜風が揺れる中、先輩が私の方に振り向く
「私たちがいるから」
その言葉で、胸の奥に抱えてたものが少しだけ軽くなった気がした
全部ではない
不安はまだある
でも、
私はもうひとりじゃない
それだけで、少しばかり息がしやすくなった
「...私、皆さんと一緒に過ごすこの時間も、好きです。だから...」
言葉が少しだけ震える
「そっか、ありがとう。本番、一緒に楽しもうね」
「はい、しおり先輩!」




