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歌声に花咲かせ  作者: 宮島485


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18/27

合宿ですよね?…

期待と不安、恐怖とワクワク。

いろんな気持ちが頭の中でごちゃ混ぜになりそうなのを、私は必死に抑えながら荷物を持って朝倉先輩の家へと向かった


ピンポーン


「おおいらっしゃい!入って入って」


私がインターホンを押すと先輩が出てきた。なんだかとても嬉しそうだ


「あ、はい。お邪魔します」


「あんま気遣わなくていいからね〜」


そうは言うが先輩の家はめちゃくちゃ広いし綺麗だ。気遣わない方が難しいと思う



「あ、やっと来た〜!」


「おいで。ほら、お茶飲も?」


朝倉先輩に招かれるようにリビングへ行くと星野先輩とエルナ先輩が私服姿で待っていた。私服という部分を除いたらいつもの同好会と変わらない


「あの、先輩」


「ん、どうした?」


「これ、合宿ですよね」


「うん、そうだよ?」


「えっと、練習って」


「もう始まってるよ」


その返しに私は一瞬固まってしまった


「えっと、どういう」


「合宿って、いつも以上にみんなと一緒にいる時間が長いでしょ?だから、こうやってみんなと気持ちを通わせる時間も大事な練習だよ」


エルナ先輩が優しい声で説明する。言いたいことはすごくわかる。でも、それは本番直前より前にするべきことであって、今するべきことではないはずではないだろうか。そう思った


「なるほど、それはいい考えですね」


でも、場の空気を壊したくなかった私は作り笑顔で共感の意を示した

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