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#2
「!…何なんですかあなたは!離してください!」
フードを被った人物は、口元に指を当てて、
『静かに』のポーズを取ってから、前方に指を指した。
「……この向こう」
小さな声で、その人物は言った。
「食堂に。居る」
「!」
ユウシは走った。
食堂まっしぐらに。
食堂の入り口まで来た。
勢いよくドアを開けて中に入ると、大きな長テーブルにぼちぼちと人が座っていた。
「執事長!」
真っ先に目があった新人の使用人、高山がユウシを呼んだ。
他にも、従僕の石島やメイドの佐川、シェフのスミスがそこには居た。




