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#12
取り乱しそうになるのを必死で抑え、ユウシは顔を上げる………と、
いつの間にか屋敷全体が灰色になっていた。
「!……え?」
更に、驚くことがあった。
使用人達が皆、固まっている…。
「何…が?」
そして皆、倒れた。
「な……み、皆さん!?」
最早、ここで意識を保っているのは、自分だけ…。
得体の知れない恐怖に苛まれていると、突然、今までに感じたことのないくらいの強烈な眠気が襲ってきた。
体が傾く…
「………」
薄れ行く意識の中で、ユウシは何か、巨大な鋭い歯を見たような気がした…。




