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#8

─まさか……泣いている…?


泣いていると、シルレイは黙って何処かに隠れている。


「…………………いやいや」


けど、シルレイがその程度で泣くとは考えづらい。

今までだって、兄ではなく執事で接することについて何度も不機嫌にさせてはいるが、

それで泣かれたことはない。


「お嬢様ー?」


暫く、中庭を探した。

けれど、シルレイは何処にも居る気配が無かった。


─部屋に戻ったのか?


もう一声を挙げ、シルレイを呼ぶ。

しかし、返事は無かった。


ユウシは中庭から、屋敷に戻りシルレイの部屋に戻ることにした。

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