12/20
#7
掃除用具を片付け、雑巾を洗い、またシルレイの部屋に戻り雑巾を置いて、
─さて……と
何処かへと居なくなったシルレイを探す。
─まぁ…探すと言っても、またいつもの場所でしょうけどね
行き先はもう決まっている
昔からシルレイは悲しくなった時や、拗ねたときなどはいつも屋敷の広い中庭に居る。
ユウシは即座に中庭に出てシルレイを探した。
「お嬢様ー!お嬢様ー?新しい朝食の準備が出来ましたよー!」
そう、大声で言いながら庭を歩き回る。
本当に準備が出来たかは目で見てないけど、恐らく何事もなければ準備が出来ているはずだから、言う。
「お嬢様ー!」
しかし、返事がない。
いつもなら、どこかから『ここよ』と、物凄く不機嫌そうに言ってくるというのに…。




