表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/8

第4話 新たな関係者

「進藤。きみはどう思うかね」


「う~ん。今のとこ機会があるのは、


大石さん田中君と工事関係者だけですか」


「しかし動機がないと」


「そうなんですよ。何故バスドラムなのか。


なんの為になのか」


教室の外で2人で話していると、練習が終わったようだ。


楽器の手入れをしながら、話に盛り上がっている。


そして、何人か帰ろうとした時、明智さんが急に女生徒に


声をかけた。


「きみは昨日、学校に来たかい?」


「……はい。部室に用があったので」


明智さんと進藤さんは顔を見合わせた。


「え~と。古市(ふるいち)さんでしたっけ」


「どうして私の名前を」


「これでも生徒会役員だからね」と明智さん


「部室に用って?」と進藤さんが聞く


「私バストロンボーン担当なんですけど、


なんか最近メッキみたいのが剥がれてきて。


それで……その……見た目よくないから、


ちょっと剥がしちゃおうと……」


「ありがとう」と進藤さん


「きみが来た時バスドラムは有ったかい?」と明智さん


「はっきり覚えていませんが、あったと思います」


「ちなみに何時ごろ?」


「お昼前です。あのもういいですか?」


「最後に他になにか気づいたことはないかい?」と明智さん


「1階の廊下で他校の生徒を見かけたぐらいですね。では」


そう言って古市さんは去っていった。


そして、大石さんと田中君に時間を聞くのを忘れてたので


急いで聞いた。


大石さんは14~15時頃とのこと。


田中君は13~14時ぐらいとのこと。


「明智さん。続々と情報が入ってきましたね」


「進藤。ちょっと待ってくれ」


メモをしながら、若干テンパリ気味の明智さん。


「あっバスドラムあったか聞くのも忘れた」と明智さん


再び2人に聞いた。


大石さんは覚えていない。


田中さんは部室に入っていないか分からないとのこと。


「う~ん。う~ん」と(うな)る明智さん


進藤さんは、明智さんがテンパってるので、


仕方なくノートに書きだした。



日曜日


お昼前 古市さん


お昼ごろ? 他校の生徒


お昼食べて少したったくらい 工事業者


13時~14時 田中君


14時~15時 大石さん


同じくお昼食べて少したったくらいに音楽室から音


古市さんはバスドラムが有ったと思う


大石さん・田中君はバスドラムが有ったかわからない



「見事にみんな時間がずれているな」


「時間合わせないとそんなもんですよ」


「古市さんが鍵を閉め、田中君は鍵を使わず、


大石さんは鍵を使った……か」


「さっきなんで古市さんに突然訪ねたんですか?」


「ふっ。探偵の勘ってやつさ」


進藤さんはちょっとだけ、明智さんを見直した。


「それと他校の生徒ってのも気になりますね」


「我が校の校舎に他校の生徒がいたなんて


けしからん」と明智さん


「これからどうします?」


「そうだな。聞き込みと音楽室を調べる」


「音楽室の何を調べるんです?」


「ありとあらゆるもの。


君はこの学校の1階から2階に行く時階段を使っているだろ?」


「もちろん。いつも使ってますが」


「では階段は何段あるかね?」


「さあ」


「11段と11段の22段だ。君は見てはいるが観察をしていない」


「明智さんすごいですね。


ちなみにこれ明智さんが今思いついたのですか?」


「あ…う…」


「受け売りですか。まあでも、なるほどと思いました。


では音楽室に入り調べ……観察しましょう」と進藤さん


しかし


「もう遅いから、ここ閉めるね」と大石さんが言い追い出された。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ