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【コミカライズ】【電子書籍化】【ゲーム化】左遷された悪役令嬢、前世がvtuberだったので田舎でスローライフします〜婚約破棄×パーティ追放×左遷ですが、めげずにざまぁします〜  作者: ムポゥ神父
三章 乙女ゲームのヒロインに転生したけど、悪役令嬢が不在なせいでイベントが起きません!〜魔王討伐譚〜

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"過去日記"Ⅱ

 彼女は、目の前に現れたキノコの異形に言葉を失っているようだった。ルーファスは、自分に何が起きているのかよくわかっていないようだった。すまない、と心の中で謝る。家族全員を救うことは可能だが、そうすれば現代で奴に立ち向かう仲間が消えてしまうのだ。ルーファスがいなければ奴を倒せない。


 彼女の表情が変わった。なにか奴に吹き込まれたのか、と思った一弾指の間に、彼女はその包丁で自らの首を掻き切った。能力を発動する隙すらなかった。しまった、と思う。幼いルーファスの瞳には恐らく吾は敵に見えているだろう。このまま帰れば、ルーファスが味方になるという事実すら無かったことになりかねない。

 加えて、こちらもいくつかの綱渡りをして過去まできている。過去に戻って、それでも起きたことはもう過去改変できないのだ。


 考えたな、と思う。奴が体に乗り移れるのは、奴の眷属が殺した相手の肉体のみ。そしてまだ未熟だったアルフレッド王子ですらルーファスと一時でも互角で戦える実力を得たのだ——眷属に乗り移れば、奴の力の何%解放できるかなど未知数——。


「この身体は、よく馴染む——」


ルーファスの母親に受肉したジュリニールの突き刺すような殺意に、吾は同じく殺意を以って返す。


吾思う故に吾あり(コギト・エルゴ・スム)


——その能力は、"内"と"外"の境界の画定。乃至は、"内"と"外"の隔離。


"内"と"外"の隔離——そう、有り体に言えば、"無敵"だ。


 

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無下限呪術みたい
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