交渉
ロイは悩んでいた。
以前二組の冒険者を紹介してもらったが、
よろしい事に最近お店が繁盛してきた。
理由はマーケティング戦略がうまくいき、
冒険者だけでなく、村人にも役に立つ商品を積極的に販売していたからだ、
今、商家マチルダの大人気商品は
「空間収納魔法書」で、
冒険者だけでなく、街の人々も幅広く購入してくれている。
順風満帆に事は進んでいた。
ロイの悩みは2つあり
1つ目は冒険者二組では素材収集が追いつかなくなってきた事だ。
もちろん需要がある以上、一定の供給を保たなくてはいけない。
最初はいいぐらいにできていたのだが、需要が想像以上に増えていたのだ。
2つ目は
現在商家ギルドから「空間収納魔法書」の提供を求められていた。
現在空間収納魔法書は独占販売をしており、
それに伴い、魔法書が欲しい人は全員商家マチルダに来店していた。
今回の提供依頼は
・一定のピースを渡す代わりに空間収納魔法書のレシピと素材の提供
・独占販売の撤廃
この2点を商家ギルドから依頼がきていた。
これは珍しい事ではなく、
商品が評価されたためであり、一定の普及が認められる場合は商家ギルドや他の商家にも置けるようにする。
そして、街全体の活性化を図る
という事だそうだ。
ただ提供することで
年に提供料がもらえるのと、契約金が結構もらえるため
これで生活をしている商家もいる。
ロイは再度、交渉するために商家ギルドに向かった。
商家ギルド
ギルドにつくと早速奥の部屋に通され、商家マスターと話をすることになった。
商家マスター曰く
街の中では現在空間収納魔法の普及率が30%に達してきており、今後更に普及率が見込めるとの事だった。
また普及に関しては一商家ががんばった所で限度があるため協力がしたい。
独占販売の撤廃とレシピ、素材を教えてくれたなら
普及率が更に加速するだろう
独占販売の撤廃とレシピ、素材を教えてくれたら
契約金:100万ピース
年:売上の5%をマチルダに送金する
との事だった。
悪い話ではない。
ただ空間収納魔法書は
商家マチルダのメイン商品であり、差別化を図れる商品だった。
ロイは悩んだ。
独占販売の撤廃はマチルダの強みがなくなる他ない。
しかしながら、ロイは提案を飲み、新しい商品を開発することで
更に自商家を大きくしていく事を選んだ。
そして、ギルドから感謝の印として、新たに10組の冒険者の紹介を得ることができた。
そして
・商家資金500万ピースの獲得
・新規アイテム1つの作成
・御用冒険者10組の囲み
今回の契約金
新規アイテム1つ
御用冒険者10組以上
を達成することができ、Dランクに見事にあがることができたロイであった。




