開発1
ロイは悩んでいた。
空間収納魔法書の独占販売撤廃により、
商家マチルダの強みがなくなった。
ただし、そのかわり他商家が販売した全売上の5%がマチルダの売上となる。
幸いなことに空間収納魔法書は好調に販売されており売上は順調に伸びていた。
しかしながら、店の客数の部分が低下しており、ロイは新たな商品の開発を決意するのであった。
まずはロイは市場調査として街の人々がなにを困っているのかを調べに行った。
街の人々は主に冒険者と非冒険者が分類される。
非冒険者の生計は様々で農業や飲食が主な職業とされている。
街中は非常に繁盛していて、空間収納魔法もちらほらと活用しているのを見かけた。
自分が作成した商品を活用してくれているのは素直にうれしいものがあった。
街の人々と話していると、意外にも現状に満足をしている人々が多かった。
ロイはこの結果をうけて
悩みを解決する商品を開発するのではなく、商品を開発する事で
「確かにこれが欲しかった!」と気づかせる商品を開発をするべきだと考えた。
マチルダに戻ると開発作業にとりかかるのだった。
素材に関しては前より豊富に獲得する事ができた。
理由としてはDランクにあがり、御用冒険者が現在15組ほど獲得をしている。
15組のサポートのため、商家の商品構成も変更は随時行っている。
6:4で冒険者用:非冒険者の商品構成だ。
基本的には素材を使用し商品構成の中身の作成を行っているので、残った素材で開発に取り掛かった。




