表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
男だけど性転換してユニコーン騎士になっている件について  作者: どくどく
グテートス奪還 2日目 ~リベル湖浄化作戦
59/61

ヒデキの怒り

「に、逃げたな!? このヒデキ様を謀るとは!」

 三時間後、魔力を回復させたヒデキは怒りで地面を蹴りつけた。そこに女騎士大概ないことを知り、馬鹿にされたことに気づく。

「……ひ、ふひひひ! いいさ。そっちがそういうつもりなら、こっちもそういうつもりでいくよ」

 勝手に怒りを感じているヒデキは、その怒りのままに魔力を増幅させる。

 毒霧が染み入り、魔族と化した存在。憑依型魔族にして自分の元に集わせる。毒霧から離れても活動可能な物だけを選別し、三百の数を集める。

 それだけでは足りない。遠方に向かい、さらに憑依型魔族を集める。さらに遠くに向かい、また集める。それを延々と繰り返す。時空を繋げるゲートを開き、それらを一斉に移動させる。

 移動した先に見えるのはグテートスの街。毒霧内にしか転移できないヒデキの特性上、一番近い地点はここだ。だが、普通に進軍しても二十分でたどり着けるだろう。

 集まった憑依型魔族の数は、千二百体近く。グテートスの街周囲では、毒霧による強化は得られないが、この数はそれだけで脅威だ。

「侵攻は、朝日が昇ってからだ。万全の態勢で、あの街を攻めてやる……!」

 転移やゲートなどで疲弊したヒデキは、失った魔力を回復させるために休息に入る。二の轍は踏まない、とばかりに笑みを浮かべて。

「もう、全て壊してやる。そうだ、死んでも蘇生魔法で甦らせればいい。このヒデキ様に出来ないことはないからな。ふひ、ふひひひひひ!」

 ヒデキの哄笑が夜の帳に響く。

 魔族の一軍は、グテートスの街を向きながら進撃の命令を待っていた。


 朝日と共に魔族の軍が動き出す。

 常備軍百人足らずの街に対し、その十倍を持って攻める魔族。

 国の騎士団が在住しているとはいえ、兵法を知る者は誰もがこう思ったという。


「グテートスの街は、魔族によって蹂躙されるのだ」

 ……と。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ