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異世界転生したら、胸が透けて見える世界だった  作者: M


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塔の内部の探索

塔の内部を探索する

魔法陣の反応を確認したあと、四人は塔の内部へ入った。

入り口は狭く、石の階段が螺旋状に上へ続いている。内部は薄暗く、ひんやりとした空気が漂っていた。壁には古い松明の跡と、小さな魔法陣の断片が残っている。

「上へ行きましょう。魔力の反応は、上層の方が少し強いです」

エルが静かに先導する。

階段を上ると、中層に小さな部屋があった。壊れた机と、散らばった結晶の破片、壁に刻まれた循環の記録が残っている。リナが慎重に調べ、追加の破片を見つけた。

「ここも、研究っぽい痕跡があるね」

さらに上へ進むと、最上階の展望台のような場所に出た。屋根の一部が崩れ、外の光が差し込んでいる。中央に、比較的大きな魔法陣が残っていて、弱い光を放っていた。

セラが周囲を警戒しながら言う。

「魔物の気配は薄いですが、魔力の乱れはここが一番強いです」

エルが魔法陣を調べ、静かに告げる。

「この陣が、塔の中心だったようです。結晶の本体はすでに失われていますが、残滓がまだここに集まっています」

俺が三人の胸に軽く触れて循環を確認すると、魔力は安定していた。塔の内部は静かで、危険な存在は見当たらない。

探索は、最上階の魔法陣の前で一旦落ち着いた。

(続く)

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