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異世界転生したら、胸が透けて見える世界だった  作者: M


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魔力結晶の破片の詳細

魔力結晶の破片の詳細を調べる

リナが見つけた魔力結晶の破片を、エルが慎重に手に取った。

破片は小さく、淡い青色に光っている。表面には細かいひびが入り、内部に弱い魔力の脈動が感じられた。

「これは、塔の魔法陣に使われていた結晶の一部のようです」

エルが静かに分析を始める。

詳細

色と光: 淡い青。活力のある魔力ではなく、残滓として残っている古い魔力の色。

脈動: 不規則で弱い。かつては安定した循環を支えていたが、今はほとんど機能していない。

質: ざらつきがある。長期間放置されたことで、魔力の質が劣化している。

用途の推定: 監視塔の魔力供給源の一部。塔全体の魔法陣に魔力を送るための補助結晶だった可能性が高い。

危険性: 低い。ただし、大量に集まると弱い魔力の乱れを起こす可能性がある。

セラが少し心配そうに聞く。

「この破片、持って帰っても大丈夫ですか?」

「少量なら問題ありません。ギルドで詳しく調べてもらうのが良いでしょう」

俺がエルの胸に軽く触れて魔力を安定させると、彼女の感知がよりクリアになった。

「……はい。この結晶は、塔の内部にまだ残っている本体と繋がっている可能性があります。中に入るときは、注意が必要です」

魔力結晶の破片は、塔の過去を静かに物語っていた。

四人は破片を慎重に保管し、探索を続けることにした。

(続く)

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