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異世界転生したら、胸が透けて見える世界だった  作者: M


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周辺の探索

東の監視塔の周辺を探索する

街を出て東へ向かうと、古い石造りの監視塔が見えてきた。

塔は高く、一部が崩れている。周囲は草が生い茂り、古い石畳の道が残っていた。魔力の乱れは、まだ強くは感じられない。

「周辺から調べよう」

リナが半透明の胸当てを軽く押さえながら、周囲を警戒する。

セラが盾を構え、慎重に進む。エルが魔力の流れを感知しながら、静かに言った。

「塔の基礎部分に、弱い残滓があります。危険なレベルではありませんが、近づくにつれて少し強くなるかもしれません」

俺が軽く三人の胸に触れて循環を確認すると、魔力は安定していた。

塔の周囲を一周すると、古い魔法陣の痕跡や、壊れた木箱、散らばった矢じりなどが見つかる。かつてここが機能していた頃の名残だった。

「中に入る前に、もう少し周辺を見ておこう」

リナが草むらの奥を調べ、小さな魔力結晶の破片を見つけた。

「これ、塔のものと似てるね」

探索は、静かに、しかし着実に進んでいた。

東の監視塔の周辺は、過去の気配を残しながら、四人を迎えていた。

(続く)

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