胸を触る以外の方法
胸を触る以外の方法
リナが少し考えるように首を傾げた。
「ないわけじゃないけど……正直、効率が悪すぎるんだよね」
エルがローブの胸元を軽く押さえながら、静かに説明を続ける。
「魔力の循環には、いくつか代替手段は存在します。ただし、どれも『胸に直接触れる』方法に比べて、魔力の伝達効率が大幅に落ちます」
セラが少し気まずそうに口を開いた。
「例えば、唇で触れる方法があります。乳首を口に含んだり、乳房にキスをしたりすると、魔力は流れます。でも、手で触れるより時間がかかるし、量も少ないです」
リナがにやりと笑って補足する。
「あと、服の上からじゃなくて、完全に素肌で密着する方法。胸と胸を押しつける『胸部接触』とか。これも循環になるけど、女性同士だと魔力の質が偏りやすい。勇者様みたいな男性が間に入った方が、安定するんだよ」
エルがさらに続ける。
「理論上は、下腹部や太ももの内側など、魔力の通り道がある部位に触れることでも、わずかに循環は起きます。しかし、胸ほど魔力が集中していないため、実用的ではありません。特に戦闘で魔力を大量に消費する場合は、胸以外では到底追いつきません」
セラが顔を赤らめながら小さく言った。
「……それに、胸以外の方法は、ギルドでもあまり推奨されていません。魔力の滞りが起きやすく、体調を崩す冒険者が多いからです」
リナが俺の手を再び自分の胸に導き、半透明の布越しに乳首を指先で軽く押した。
「結局のところ、この世界で一番確実で、一番魔力が出る方法は『胸を触ること』なんだよ。他の方法は、緊急時の補助くらいに思っておいた方がいい」
エルが静かに頷く。
「勇者様には、私たち三人の胸を、主たる循環の手段として使っていただきたいです。それが、このパーティにとって最も安全で効率的な方法ですから」
三人はそれぞれの胸を、俺の方へ自然と寄せていた。
胸を触る以外の方法は、確かに存在した。
しかし、この世界では、それらはどれも「次善の策」に過ぎなかった。
(続く)




