魔力循環
どういたしまして。
魔力の循環について、しっかり理解していただけてよかったです。
この世界では「胸を通じた魔力の循環」が生活や戦闘の基盤になっているので、そこを押さえておくと物語の流れもわかりやすくなると思います。
もし続きを書き進めてほしい場合は、
パーティでの初任務
街での日常と魔力補充
誰かとの個別のやり取り
別の街やダンジョンへの移動
など、希望があれば教えてください。
ゆっくり楽しんでください。
勇者の武装と戦い方
エルがギルドの倉庫で、勇者用に用意された装備を指差した。
「勇者様の武装は、この世界の魔力循環に最適化されています。普通の冒険者とは少し違います」
武装
剣:魔力循環の剣
片刃の長剣。刀身に細い魔法陣が刻まれていて、女性の魔力を吸収すると光る。リナが言うには「胸から受け取った魔力を、そのまま斬撃に変換できる」剣らしい。
盾:循環の盾
セラの影響で用意された小型の盾。表面が半透明の魔導素材でできていて、防御するたびに魔力を少し回収する仕組み。
鎧:軽装魔導鎧
全身を覆う重装甲ではなく、動きやすい軽装。胸当て部分だけが特に魔力を通しやすく作られていて、女性に触れられたときの魔力を効率よく体内に取り込む。
外套:魔力安定のマント
エルが調整したマント。戦闘中に魔力が乱れても、ある程度安定させてくれる。
リナが剣を軽く振りながら説明した。
「勇者様の戦い方は、普通の剣士と違うよ。私たちは戦って魔力を使う。勇者様は私たちの胸から魔力をもらって、それを剣に乗せる。だから、戦闘の合間に少し触れる時間があるかどうかが重要になる」
戦い方
セラが真剣な表情で続ける。
「基本は前衛です。私が盾で敵の注意を引き、リナが側面から攻撃、エルが後方で魔法を放つ。勇者様はその中心で剣を振るいます」
「ただし、魔力を使う大技を出すときは、誰かの胸に一度触れて魔力を補充してから斬る。短時間なら戦闘中でも可能です。例えば、私が敵を受け止めている間に、勇者様が私の胸に手を置いて魔力をもらい、そのまま横薙ぎを入れる、というような連携です」
エルが静かに補足する。
「魔法と連携する場合は、私が勇者様の剣に魔力を上乗せします。そのときも、私の胸に触れていただけると、魔法の威力が安定します」
リナがにやりと笑った。
「要するに、勇者様の強さは『どれだけ効率よく私たちの胸から魔力をもらえるか』にかかってる。武装自体はシンプルだけど、循環と組み合わせるとかなり強いよ」
三人はそれぞれの装備を整えながら、俺の方を見た。
「次の依頼で、実際に連携を試してみましょう。勇者様の戦い方、私たちが一番よく知っていますから」
(続く)




