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異世界転生したら、胸が透けて見える世界だった  作者: M


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西の森にて ― オークとゴブリンの出現

西の森にて ― オークとゴブリンの出現

薬草の再採取を進めていると、森の奥から複数の足音が近づいてきた。

ゴブリンが四匹、先に茂みから飛び出してくる。棍棒を構え、こちらを威嚇しながら距離を詰めてきた。その後ろから、大型のオークが二体、ゆっくりと姿を現す。

「先にゴブリンが来る!」

リナが低く告げた。

セラが即座に前へ出て盾を構える。俺は彼女の右に寄り、半透明の胸当てに手を置いて防御魔力を補充した。セラが「っ」と息を呑み、盾に光が宿る。

ゴブリンの一体が棍棒を振り下ろす。セラが盾で受け流し、俺は空いた手でリナの胸に触れて加速魔力を渡した。リナが側面へ高速で回り込み、ゴブリン二匹を連続で斬りつける。

残りのゴブリンが後ろから石を投げてくるが、エルの魔法が軌道を逸らし、俺が正面の一体を魔力を込めた剣で仕留めた。

ゴブリンが倒れると、後ろのオークが低く唸り、重い棍棒を構えて前へ出てくる。

「ゴブリンは処理しました。次はオークです」

エルが静かに告げる。

戦闘は、ゴブリンの先攻から始まった。

(続く)

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