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珍しい魔物の調査へ
続き ― 珍しい魔物の調査へ
食堂の空気が少し緊張する中、リナが真っ先に立ち上がった。
「見てくるよ。珍しい魔物なんて、放っておけないでしょ。ギルドも確認を求めてるなら、ちょうどいい」
セラが小さく頷く。
「危険度がわからない以上、慎重に行くべきですね。魔力の循環は、出発前に整えておきましょう」
エルが静かに同意した。
「私も同行します。魔力の反応が強いとのことなので、感知できるかもしれません」
マリアがカウンターからこちらを見て、にっこりと笑う。
「では、出発前に私の胸で確認していきましょう。緊急時こそ、安定した循環が大切です」
彼女は自分の透けた胸をカウンターに寄せ、俺の手を導いた。柔らかな熱が伝わり、マリアが小さく息を吐く。
「……良好です。四人の魔力、しっかり整っています。いってらっしゃい」
四人は朝食を早めに切り上げ、装備を整えて宿屋を出た。
街の東門へ向かう道は、すでに何人かの冒険者が同じ方向へ歩き始めている。門の外では、ギルドの関係者が簡易的な警戒線を張っていた。
「あれが、目撃された場所です」
東門の外の草原に、少しだけ普段と違う空気が流れていた。
珍しい魔物の調査が、突然の朝の出来事から始まろうとしていた。
(続く)




