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異世界転生したら、胸が透けて見える世界だった  作者: M


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ミリアの成長過程

ミリアの成長過程

ミリアの成長は、隣町での後悔から始まった。

移籍した当初の彼女は、まだ胸を差し出すことに抵抗があった。カウンターの中でブラウスの胸元を何度も直し、冒険者に「手袋越しで確認しましょうか」と提案してしまうこともあった。しかし、この街の先輩受付に言われた。

「隠していたら、正確な感知はできない。胸が魔力の核なら、そこを使うのが一番だ」

最初の一ヶ月、ミリアは毎日のように自分の胸を使い、感知の練習をした。冒険者の手を導き、自分の乳房に触れさせ、魔力の流れを読む。最初は顔が熱くなり、声が震えた。しかし、回数を重ねるうちに、感覚が研ぎ澄まされていく。

三ヶ月後には、魔力の乱れを「熱の速度」や「脈打ちの強さ」で判断できるようになった。ある日、明らかに魔力不足のパーティを引き止め、大規模な魔物の襲撃から救った。そのとき、初めて「この仕事で人を助けられる」と実感した。

半年後、ミリアは自然と胸をカウンターに乗せるようになっていた。透けたブラウスに抵抗はなく、むしろ「これで正確に読める」と誇りに思うようになる。感知の精度は街の中でも上位になり、危険な依頼の前に忠告を求められることも増えた。

一年後には、彼女の胸を通じた確認が「安心できる」と評判になった。多くの冒険者が、ミリアのカウンターを選んで報告するようになる。

三年経った今、ミリアは完全にこの街の受付として定着していた。過去の後悔を力に変え、胸を隠さず、魔力を正確に読むことが、彼女の成長の証だった。

「勇者様のパーティを見ていると、あの頃の自分を思い出します。ちゃんと循環できる人たちを、これからも支えていきたい」

カウンターの上で、ミリアの透けた胸が、静かに、しかし確かに成長の跡を物語っていた。

(続く)

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