↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生したら、胸が透けて見える世界だった  作者: M


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
54/239

ミリアの魔力感知の詳細

ミリアの魔力感知の詳細

ミリアは自分の胸に俺の手を置いたまま、感知の仕組みを詳しく説明し始めた。

「私の魔力感知は、三つの段階に分かれています。すべて、この胸を通じて行います」

1. 接触感知(初期段階)

胸に手が触れた瞬間、相手の魔力の「温度」と「速度」が伝わってきます。熱ければ魔力が多く、冷たければ不足。流れが速ければ緊張や興奮、遅ければ疲労を示します。この段階で、大まかな状態を把握します。

2. 脈動感知(中期段階)

手を動かして胸を揉むと、魔力の「脈打ち」が明確になります。規則正しい脈動なら安定、不規則なら乱れ。パーティの場合、複数人の魔力が混ざっていると、脈動が層になって感じられます。リナさんの敏捷性は細かく速い脈、セラさんの防御性は太く遅い脈、といった具合です。

3. 質感感知(深部段階)

さらに長く触れていると、魔力の「質」まで読めるようになります。滑らかなら良質、ざらついていれば乱れが大きい。勇者様の場合、複数の女性の魔力をまとめているため、質が非常に安定していて、私の胸の内側がじんわりと温かくなります。

ミリアは俺の手をゆっくりと導き、自分の胸を丁寧に揉ませた。

「今、感じています。勇者様の魔力は、三人の特性を綺麗に循環させています。脈動が安定していて、質も滑らか。戦闘のあととは思えないくらい整っています」

彼女の声は少し熱を帯び、頬に赤みが差していた。

「この三段階を、カウンター越しの短い時間で行うのが、私の仕事です。過去に見逃した乱れを、二度と見逃さないために」

ミリアの魔力感知は、胸への接触を通じて、温度・脈動・質の三つを同時に読む、精密な技術だった。

(続く)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。