洞窟での戦闘と離脱
洞窟での戦闘と離脱
丘陵の採取を進めていると、小さな洞窟の入り口を発見した。
「中に鉱石がありそうです。ただ、魔物の気配もします」
エルが静かに告げる。四人は慎重に洞窟へ入った。中は薄暗く、湿った空気が漂っている。
奥へ進むと、ゴブリンが三匹と、小型の洞窟狼が一匹、休んでいるところに遭遇した。こちらに気づくと、すぐに武器を構えて襲いかかってくる。
「短時間で離脱します。深入り禁止です」
セラが前に出て盾を構える。俺は彼女の胸当てに手を置き、半透明の素材越しに乳房を強く掴んだ。セラが「っ」と声を漏らし、防御の魔力が盾を包む。
リナが側面へ回ろうとするのを見計らい、空いた手で彼女の胸に触れる。半透明の布の下で先端が硬くなっていて、敏捷の魔力が乗った。
洞窟狼が低く唸って飛びかかる。セラが盾で受け止め、俺は魔力を込めた剣でその横腹を浅く斬った。ゴブリンの一体が棍棒を振り下ろすが、リナが加速してその腕を斬りつけ、すぐに距離を取る。
エルは後方で足元に光の壁を短時間展開し、敵の追撃を阻んだ。
「十分です。後退してください」
四人は戦闘を最低限に抑え、洞窟の入り口へ急いで戻る。敵は痛みと混乱で追ってくる気配が薄く、無事に外へ離脱できた。
洞窟の外に出ると、リナが息を弾ませながら笑った。
「洞窟の中だと動きにくいね。でも、うまく離脱できた」
セラが胸を押さえ、少し顔を赤らめている。
「……魔力、少し使いました。外で補充しましょう」
エルが静かに頷く。
「採取の続きは、洞窟の外で行います。これ以上奥へは進みません」
四人は洞窟を背に、再び丘陵の素材採取へと戻っていった。
短い戦闘と、確実な離脱だった。
(続く)




