セラは反応する理由を説明
セラは反応する理由
リナの質問を受け、セラは顔を赤らめながら小さく息を吐いた。
「私は……エルと違って、抑えられないんです」
彼女は自分の胸に手を当て、透けたシャツ越しに乳房の形を確認するように軽く押さえる。
「私は戦士として、魔力を『防御』に使います。防御の魔力は、体の感覚と直結しているんです。胸に触れられると、すぐに『守らなければ』という本能が働いて、体が反応してしまう。顔が熱くなったり、声が漏れたりするのは、そのせいです」
エルが静かに補足する。
「セラさんの魔力は、感覚に素直なんです。触れられた刺激をそのまま防御魔力に変換しようとするので、快感と魔力が同時に表面に出やすい」
セラはさらに顔を赤くしながら続ける。
「それに……私は元々、胸を触られるのに慣れていませんでした。パーティを組む前は、自分一人で魔力を循環させることが多かったので、誰かに触られるとどうしても意識してしまうんです」
リナがにやりと笑う。
「だから勇者様に触られると、すぐ赤くなって震えるんだ。可愛いよね」
「う、うるさい……でも、否定はしません。勇者様の手は大きくて温かくて、防御の魔力が安定するから……反応してしまうんです」
セラは俺の方をちらりと見て、すぐに視線を逸らした。それでも、自分の胸を軽く押し出すように体を寄せている。
彼女が反応するのは、感じていないからではなく、戦士としての魔力の性質と、まだ触れられることに慣れていない素直さのせいだった。
(続く)




