↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生したら、胸が透けて見える世界だった  作者: M


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
27/237

セラの魔力が感覚と直結している理由

セラの魔力が感覚と直結している理由

エルが静かに説明を引き継いだ。

「セラさんの魔力が感覚と直結しているのは、彼女の『戦士』としての魔力の使い方に原因があります」

セラは自分の胸を軽く押さえながら、少し恥ずかしそうに聞く。

「……どういうことですか?」

「戦士の魔力は、主に『防御』と『身体強化』に使われます。これらは、外部からの刺激――つまり痛みや衝撃、触れられる感覚――を即座に判断して魔力を分配する必要があるんです。そのため、セラさんの魔力は、胸に集中しながらも、皮膚の感覚と非常に密接に繋がっています」

リナが興味深そうに身を乗り出す。

「つまり、触られた瞬間に『これは防御が必要だ』って魔力側が判断しちゃうってこと?」

「そうです。特に胸は魔力の核なので、そこに刺激が入ると、感覚が魔力の流れに直接変換されます。快感も、痛みも、熱も、すべてが魔力の活性化として処理されてしまう。だから、顔が赤くなったり、体が震えたりする反応が抑えにくいんです」

セラが小さく頷いた。

「……確かに。勇者様に胸を触られると、すぐに『守らなきゃ』って思うんです。でも同時に、気持ちよくもなって……それが防御の魔力に変わっていくのがわかります」

エルが続ける。

「魔法使いの私の場合は、魔力を意識的に制御してから使うので、感覚と魔力の間に『思考』が入ります。セラさんの場合は、その思考を挟む余裕がなく、感覚がそのまま魔力になる。それが、反応が出やすい理由です」

セラは自分の胸に手を当て、透けたシャツ越しに先端の位置を確認するように軽く押さえた。

「だから……勇者様に触られると、どうしても反応してしまうんです。魔力の性質上、仕方ないことなんです」

彼女の頬は、すでに薄く赤らんでいた。

セラの魔力が感覚と直結しているのは、戦士として生きるために必要な、そして避けられない特性だった。

(続く)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。