↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生したら、胸が透けて見える世界だった  作者: M


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
213/239

勇者の剣の動き

勇者の剣の動き

戦闘の中で、新しい剣を持った勇者の動きが明確に表れていた。

基本はセラの盾の陰から出る、効率的な斬撃。胸から受け取った魔力を柄を通じて刃に流し、軽く振ると刃全体に光が拡散して範囲を削り、強く握ると一点に集中して重い一撃になる。オークの脇腹やゴブリンの胴を狙うとき、魔力の光が刃を走り、確実に深さを増す。

補充のタイミングでは、セラの胸に手を置いたまま剣を構え、離す瞬間に斬りつける流れが自然だ。新しい回路のおかげで、魔力の質が少し乱れても威力の低下が少なく、フェアリーの浄化光を受けるとさらに安定する。

「新しい剣だと、魔力の通りが良い。補充から斬撃までの間が短い」

セラが戦闘後に小さく言う。

勇者の剣の動きは、派手さよりも、循環と防御の連携を最大限に活かした、確実な斬撃だった。


勇者の剣の描写

新しい剣は、従来のものよりやや細身で、刃渡りが少し長い。

鋼の表面には細い魔力回路が刃の中心を走り、光を受けると淡い青白い線が浮かび上がる。柄は手に馴染みやすく、握ると魔力の流れが自然に刃先へ向かう。刃の根元には、安定化を助ける小さな紋様が刻まれ、フェアリーの浄化光を受けるとそれが優しく瞬いた。

戦闘中は、魔力を通すたびに刃全体が淡く発光し、斬撃の軌道に光の残像が残る。重い一撃を放つときは光が一点に集まり、軽い斬りでは刃全体に拡散する。重量は以前より軽く、取り回しが良いにもかかわらず、魔力を込めたときの破壊力は増していた。

セラが盾の向こうから剣を見て、小さく言う。

「光の通りが綺麗です。防御の魔力とも、よく噛み合います」

新しい剣は、見た目の美しさよりも、循環との実用的な相性を重視して鍛えられた一振りだった。

(続く)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。