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異世界転生したら、胸が透けて見える世界だった  作者: M


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遺跡へ

東の門から郊外へ、そして遺跡へ

休養日の翌日、四人はフェアリーとともに東門を出て、郊外の道を進んだ。

街道の途中で、ゴブリンが五匹現れる。棍棒を構え、こちらに気づくと威嚇して近づいてきた。

「撃退します」

セラが前に出て盾を構える。俺は彼女の胸に手を置き、防御魔力を補充。リナが加速を受け取り、側面から二匹を斬り伏せる。エルがフェアリーの光を受けながら魔法で残りを牽制し、俺が正面の一体を仕留めた。

戦闘は短時間で終わり、ゴブリンは逃げ去った。

そのまま遺跡の周囲へ到着する。古い石壁が草に覆われ、周囲に弱い魔力の残滓が漂っていた。フェアリーが敏感に反応し、光を揺らす。

「周囲に異常な活性化はありません。中へ入りましょう」

遺跡の内部は薄暗く、中央に大きな魔力装置が残っていた。水晶のような核と、それを囲む魔法陣の痕跡。エルが近づいて調べ始める。

「これは過去の循環装置のようです。胸を介した魔力を集めて、遺跡全体に供給していた形跡があります。現在は停止していますが、残滓がまだ弱く脈打っています」

フェアリーが装置の近くを舞うと、核が淡く瞬いた。

四人は装置の状態を慎重に記録し、危険な活性化を避けながら調査を続けた。

遺跡の探索は、静かに、しかし着実に進んでいた。

(続く)

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