次の戦闘シーン
次の戦闘シーン
巡回を続けていると、草原の少し奥で草が大きく揺れた。
今度はゴブリン四匹に加え、中型のグラス・ゴーレムが一体現れた。植物の蔓と土が魔力で固まったような姿で、ゆっくりとこちらへ向かってくる。希少種の反応が、エルの感知に微かに引っかかる。
「ゴーレムです。倒さず、様子を見ながら対応しましょう」
セラが前に出て盾を構える。俺は彼女の胸に手を強く置き、防御魔力を厚く補充した。半透明の胸当て越しに乳房が押され、セラが歯を食いしばる。
ゴブリンが先に襲いかかる。リナが加速魔力を受け取り、側面から二匹を素早く処理。エルがフェアリーの浄化光を受けながら魔法を放ち、残りのゴブリンの足元を灼いて動きを止めた。
グラス・ゴーレムが重い腕を振り下ろす。セラの盾が衝撃を受け止め、魔力の光が走る。俺は盾の陰から剣を滑らせ、ゴーレムの蔓の部分を斬り裂いた。深追いせず、痛みを与える程度に留める。
ゴーレムが動きを鈍らせ、後退し始めた。フェアリーがその光を強め、周囲の魔力の乱れを吸収していく。
「十分です。離脱しましょう」
四人はゴーレムを深追いせず、距離を取った。ゴブリンはすべて倒し、ゴーレムは草原の奥へ戻っていく。
戦闘は、希少種を傷つけすぎずに終わった。
エルが小さく息を吐き、フェアリーが彼女の胸の近くで穏やかに光る。
「ゴーレムの反応を確認できました。報告に値します」
四人は再び巡回の歩みを再開した。
さらに巡回を続ける
グラス・ゴーレムを離脱させたあと、四人は草原の巡回を再開した。
風が草を揺らし、フェアリーが四人の胸の近くを穏やかに舞う。エルが感知を続けながら、静かに言った。
「今のところ、大きな異常はありません。希少種の反応は、ゴーレム以外では弱いものが時折感じられる程度です」
リナが半透明の胸当てを軽く押さえ、周囲を見渡す。
「のんびりしてるね。でも、油断は禁物だよ」
セラが盾を背中に固定し、少し肩の力を抜く。
「循環は安定しています。フェアリーのおかげで、疲れも少ないです」
俺が歩きながら軽く三人の胸に触れて確認すると、魔力がスムーズに流れ、フェアリーの浄化光がそれをさらに整えた。
草原は広く、遠くに丘の稜線が見える。巡回の範囲はまだ半分ほど残っていた。
四人の足音が、風の音に溶けながら、静かに続いていく。
巡回は、まだ続いていた。
(続く)




