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異世界転生したら、胸が透けて見える世界だった  作者: M


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この魔族の能力

この魔族の能力

エルが青みがかった小型ゴブリンを観察しながら、静かに能力を分析した。

「この亜種の能力は、主に『感知』と『隠密』に特化しています」

主な能力

高感度魔力感知: 周囲の魔力の流れや、生物の気配を非常に鋭く感じ取る。危険を早期に察知し、逃走の判断が速い。

隠密性: 魔力を微かに纏うことで、姿を草や影に溶かしやすい。完全な透明ではないが、発見されにくい。

低攻撃性: 武器を持たず、積極的に戦わない。脅威を感じると即座に隠れるか逃げる。

魔力の安定性: 体内の魔力が非常に整っていて、周囲の魔力の乱れをある程度吸収・緩和する性質がある。以前の紫色の個体より、この点が強い。

弱点: 直接的な戦闘力は極めて低い。単独ではほとんど無害。

リナが興味深そうに言う。

「感知と隠れるのが得意な子なんだ。殲滅しなくて正解だったね」

セラが小さく頷く。

「ギルドで保護・調査すれば、魔力の研究に役立ちそうですね」

エルがまとめた。

「この魔族は、脅威というより『魔力のバランサー』のような存在です。能力は特殊ですが、危険度は低いです」

四人は、この希少種の能力を静かに理解した。

(続く)

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