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鉱石の採掘
鉱石の採取と不思議な鉱石の発見
北の丘陵に着くと、四人は鉱石の採取を始めた。
岩場の表面に、依頼の対象となる灰色の鉱石が点在している。リナとセラが丁寧に掘り出し、エルが質を確認しながら袋に収めていく。採取は順調で、規定数を早めに超えた。
「たくさん取れたね。質も悪くないよ」
リナが嬉しそうに言う。
採取を続けていると、岩の割れ目から少し変わった光が漏れているのに気づいた。慎重に掘り出すと、通常の鉱石より小さく、内側で淡い金色の光が脈打つ不思議な鉱石が出てきた。
エルが手に取り、静かに調べる。
「これは……普通の鉱石ではありません。魔力を帯びた特殊な鉱石です。質が安定していて、結晶と似た性質を持っています」
セラが周囲を警戒しながら聞く。
「危険ですか?」
「低いです。むしろ、循環を補助する効果がありそうです。持って帰って鑑定してもらいましょう」
俺がエルの胸に軽く触れて感知を助けると、彼女が小さく頷いた。
「……はい。この鉱石は、魔力の安定化に寄与します。良い発見です」
四人は通常の鉱石を十分に採取し、不思議な鉱石を慎重に保管した。
丘陵での採取は、予想以上の収穫とともに終わろうとしていた。
(続く)




