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異世界でもアイドルデビュー!?~アイドルの経験を活かして無双します~  作者: Nanairo


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51話:交流試合出場権

「交流試合に出場してくれませんか?」


今日は一週間ぶりの学園。アーサーと登校してすぐ俺たちは学園長室に呼び出され、冒頭の言葉を学園長代理のハンスさんに言われた。


「交流試合ですか?」


ハンスさんによれば一ヶ月後に全国の学園からそれぞれ代表者が集まって競い合う催しが行われるそうで、それに出て欲しいとの事だった。


この試合には各学園から10名ずつ参加し、その10人の総合成績で学園のランキングが決まるらしい。そしてそのランキングによって国からの支援金が決まるそうだ。ちなみにこの試合に出ること自体が生徒にとってはステータスであり、上位の成績を収めれば豪華な報酬と将来が保証されるため、この時期になるとほとんどの生徒がこの大会に出ようと出場権をかけて争う姿が目撃される。


「本来であれば最終学年から選出するのが一般的なのですがリンくんとアーサーくんは最終学年の生徒たちを量がするほどの実力を持っていると考えています。そのため、できれば代表選手として出て欲しいのです。」


「俺たちは構いませんが上級生はよく思わないのでは?」


「そうですね、なので2人にはまず、明日の出場権をかけたトーナメントに出ていただきたいと思います。」


「明日ですか!?急ですね。」


ハンスさんも急に学園長代理になりもともとの仕事との兼ね合いとの多忙さもあってすっかり交流試合のことを忘れていたらしい。


入学式の時といい意外と抜けているようだ。


俺とアーサーは特に断る理由もなかったので了承し、まずは明日のトーナメントに出場することになった。


今回のトーナメントは希望制のため、上級生だけでなく下級生も参加可能という形にするらしい。


今日の午後で参加希望者を締め切るということだが、最終学年はほぼ全員、上級生も半数が参加を希望し、俺たち下級生からもすでに何人かは参加を表明しているそうだ。


そのため、今回のトーナメントは最低3日間かけて行われ決着がつかない時は翌週にもつれこむ予定になっている。その間授業はもちろんストップとなるため、トーナメントに参加しない者や早々に敗退したものは出場者の動きを分析したレポートを提出することになるらしい。


「ハンスさん交流試合に出てくれって言ってたけどそもそも明日からのトーナメントに勝ち上がらないと出れないじゃん。」


「なに?自信ないんだ?」


「いや、そーいう訳じゃないけど参加希望者めちゃくちゃ多いし万が一ってことがあるじゃん?それに早々にリンと当たったら終わるじゃん。」


「まあ、そこはハンスさんがどうにかしてくれるんじゃない?」


「そーであることを祈るわ。」


そんなことをアーサーと話しながら授業を受け、あっという間に翌日になった。


「うわ、これ全員参加希望者?」


集まったのは総勢1万人ほど。学園に在籍するほとんどの生徒が参加するみたいだ。


「皆さんおはようございます。思ったよりも参加希望者が多かったため、本日を予選とし、大会の仕様を変更させていただきます。」


ハンスさんがスタジアムの壇上に上り、マイクを使って話し出す。


「今から皆さんにはダメージを肩代わりするバッジと録音録画機能のついた機械を配布します。本日はこれを身につけて大会に望んでいただきます。」


ハンスさんの話に合わせて教師陣が一斉にバッジと機械を生徒たちに配る。俺とアーサーにもひとつずつにこやかな笑みを浮かべたミホーク先生から手渡された。


「本日はこの学園全域を使って予選を行います。時間は1時間後の午前10時から午後4時まで。予選終了の時点で最低10個以上バッジを所有していた者のみが予選通過となり、明日の本戦に挑めます。このバッジはダメージ吸収率が9割を超えると強制的に装着者を気絶させる仕様になっています。」


(強制的に気絶とは何ぞや。物騒すぎないか?)


ハンスさんの説明に一瞬会場がざわつく。アーサーも配られたバッジをまじまじと見つめ口元を引き攣らせている。


「自分のバッジを奪われる、もしくは気絶となった時点で予選敗退となりますので注意してください。なお、早い段階で10個以上集めていたとしても午後4時までそれを死守できなければ予選通過とはなりませんのでご了承ください。」


(早い段階でバッジを集めると逆に狙われるってことかな。攻撃と防御どっちも重要ってことか。)


「また、バッジを100個以上集めた者が10名未満の場合その者たちは例外なく交流試合の出場権を得るものとします。不正を防ぐため参加者は常に録音録画機能をONにし大会に望んでください。教員と未参加の生徒が常に見ていますので正々堂々と戦うように。説明は以上です。質問がなければ10時から予選を始めます。」


その後生徒から上がった質問によれば自己が所有しているアイテムは使用可でパーティは自由に組んでよく、互いの同意があればバッジの譲渡も認めるとの事だった。しかし、譲渡に関しては合計10個まででそれ以上は互いの同意の元譲渡されたとしても個数としてカウントしないと明言された。


(実力がないのに交流試合に参加が決まったら学園としても不利益を被るもんな。)


その説明に一部の貴族らしき生徒たちが肩を落としていた。


あらかた説明が終わったところでそれぞれがスタートポジションを決めるため学園内に散らばっていく。


「アーサー、俺たちも移動する?」


パーティーを組んでいいとの事だったので俺たちも2人でパーティーを組むことにした。


「ここに留まる生徒も多そうだし俺たちもここでいいんじゃね?初っ端から蹴散らしていこーぜ!あ、でもリンは全力出すの禁止な。この前のスライムみたいに生徒が消滅しちゃったら目も当てらんねぇ。」


「わかってるよ!アーサーも聖剣グラムに攻撃力10倍の指輪つけてるんだから生徒を真っ二つにするなよな。」


「任せとけよ!リンと違って手加減は上手いからな!」


「腹立つ〜!」


そんな話をしていると俺たちの会話を聞いた生徒が、すごい勢いで周りから居なくなり俺たち2人ポツンと取り残された。


「ありゃ、いなくなっちゃった。」


「変な話するからだろ!仕方ない、生徒を探して移動するか。」


「なあ、リンどっちが多くバッジを取れるか勝負しないか?」


スタジアムから移動しているとアーサーがニヤリとしながらそんな提案をしてきた。


「いいのか?そんな負け戦を提案して。もちろんいいぞ。負けた方は1日勝った方の召使いでどう?」


「乗った!今日で交流試合出場決めようぜ。」


「当たり前。」


アーサーと2人喋りながら歩き前方にチラホラと生徒を見つけたところで10時になり開戦の合図が響き渡った。


────────────────────

名前:アーサー Lv55

年齢:10歳

種族:人間

職業:聖騎士


[能力値]

体力 :265

魔力 :100

知力 :75

攻撃力:245(+150)

耐久力:212

敏捷 :139

運  :40


[スキル]

聖剣Lv4

聖壁Lv2

聖光Lv1

聖域Lv1


[武器]

聖剣グラム(攻撃力+150)(全ステータス1.5倍)

────────────────────


────────────────────

名前:天神 琳 [リン] Lv56

年齢:10歳

種族:人間

職業:アイドル


[能力値]

体力 :486

魔力 :655(+150)

知力 :325

攻撃力:453

耐久力:355

敏捷 :406

運  :150

魅了 :235


[スキル]

炎魔法Lv5  230990/1000000

水魔法Lv4  23900/500000

風魔法Lv4  27105/500000

土魔法Lv3  45510/200000

毒魔法Lv1 2175/50000


[ユニークスキル]

Fire     メインボーカル

Water    メインダンサー

Wind     コンサート

Earth

Poison


[武具]

仮面パントクラトール(魔力+150)(精神安定、精神系魔法無効化)

────────────────────

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