表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界でもアイドルデビュー!?~アイドルの経験を活かして無双します~  作者: Nanairo


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

50/57

48話:最終確認

「たった1週間でダンジョン内の魔物を全て倒してしまうとは…」


あれから俺たちは沼地を拠点にダンジョン内の森を全て焼き払い魔物を一掃した。あんなに緑が生い茂っていたのに今は見る影もない。


おそらくもう少し時間が経てばダンジョンの特性からまた新たに魔物が生み出されるのだろうが、今は俺たちと目の前のドーム内のスライム、あとはダンジョン奥地にあったボス部屋の中のボスしかこの階層にはいない。


「結局あの沼地はどうするんじゃ?」


「スライムを一掃した後はそのまま放置、が無難ですかね。」


あの沼地の処理について色々考えては見たがいい案が思い浮かばなかった。土魔法で埋め立てても良いが沼地が広大すぎるというのと埋め立てている最中にスライムが出てきたら対処しきれなくなる可能性があるためナンセンスだ。


スライムの移動速度はだいぶ遅いため放置してボス部屋に向かっても追いつかれることはないだろう。


ということでここ毎日のルーティンとなったスライム狩りを終わらせ、俺たちはボス部屋に向かった。


「ここのボスはどレくらい強いのかしら…?」


「いくらかレベルが上がったとはいえ元々のステータスに比べると心許ないからな。」


「ボスのレベルによっては苦戦、いや、撤退も有り得ますね…。」


「何弱気になってんだ、ハク。らしくねぇ!1年も足止めくらったんだ。今日このメンバーで絶対この階層を攻略するぞ!」


「ギャッ!」


道中、ここ最近デバフのせいで得意の精霊魔法が上手く使えず弱気になっているハクの背中をゼクトがバシンと叩く。あまりの強さにハクは悲鳴を上げて前にすっ転げたがおかげで元気を取り戻したようだ。ゼクトにギャンギャンと文句を言っている。


(おお、怒ると口が悪くなるんだ…。コメント欄もすごい沸き立ってる。)


ハクの敬語がとれたヤンキーのような口調にコメント欄は驚きの声とともになぜか好感度が上がっていってるようだ。クリスたちは普段から慣れているのか特段驚いた様子は無い。


そんなこんなでワチャワチャしているうちにボス部屋の前にたどり着いた。


改めて見ると扉がとても大きい。目の前にあるのは頂上が見えないほどの大きな山、その側面に重厚な作りで縦4~5mほどの扉が付いている。ダンジョンの中なのに空があったり山があったりと概念がバグっている。


「中に入る前にもう1回作戦の確認をしよう。」


ボケーッと扉を眺めているとクリスから作戦の再確認があった。


「ローズとゼクトは中に入ったらまず索敵を頼む。ボスがどんなやつかわかり次第多少作戦は変更するが基本的には俺とゼクト、ディクトルが前衛、シュベール、ミホーク、ハクが中衛、シリネ、リンが後衛でアーサーとローズは2人の護衛だ。今回もリンが戦闘の要となるだろうから中衛の3人も適宜リンの護衛に回ってくれても構わない。リンには基本的に戦闘中はずっとユニークスキルを全力で使用して貰いたい。そのためシリネは最優先でリンの回復を頼む。」


「それは全然構わないのだけど、そしたらクリスとゼクトは無闇に突っ込まないでね。いつもみたいな調子で怪我されてたらあっという間に魔力が無くなっちゃうわ。」


「…善処する。」


「いやぁ、耳が痛いな!」


シリネの苦言にクリスはぷいっと顔を背け、ゼクトは耳をぺしゃんと後ろへ倒していた。


(ああ、あの耳をモフモフしたい…。)


「ユニークスキルは今までと同様に各自の判断で使ってもいいのか?」


「ああ、構わない。だがクールタイムが長いヤツもあるため乱発は避けて欲しい。まあ、そこは信頼している。」


シュベールの疑問にクリスが答える。シュベールのユニークスキルについては自己紹介の時に説明がなかったので分からないがクールタイムが長いのかもしれない。


(こう考えると俺のユニークスキルってクールタイムもないしほかの制限とかもないしチート中のチートだよな…。)


「私は今回十分に精霊を呼べなさそうですので基本的にはディクトルに作っていただいた弓矢で戦います。精霊化も1回だけならできると思いますが短時間かつ、足りない魔力をおそらく体力や知力で補うことになると思いますので使用後は逆に足手まといになります。なのでできるだけ使わない方向で行きますが万が一使用して倒れた時は援護をお願いします。」


「ではハクさんの援護は私が引き受けましょう。一応剣も扱えますので魔力が無くなったあとは剣士として立ち回ります。」


(ミホーク先生がちゃんとしてるとこ久しぶりに見た…。)


「リンくんアーサーくんよろしくね〜。自己紹介の時言った通り職業はネクロマンサーだけど基本的には短剣で戦うから〜。まあでも危ない時はユニークスキルを使ってでも守るから安心してね〜。」


「リンくんには負担をかけるけどごめんね。体力の回復とかは可能な限りサポートするからよろしくね。ただ、攻撃は専門外だから万が一の時はアーサーくんよろしくね。」


「任せてください!リンはもちろんシリネさんも守れるように頑張ります!ローズさんもよろしくお願いします!」


アーサーがガバッと俺と肩を組みながらシリネに頼もしい笑顔を向ける。


(ちょ、重い…。)


こんな感じで作戦の最終確認を終え、重たい扉を押してボス部屋に足を踏み入れた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ