5話 逃げから逃げたい 捨て矛盾 子猫勇者☆猫神勇者1
子猫勇者☆猫神勇者。〜捨て矛盾。おネコ大好き11歳のミッケは怖がりで小心者で逃げたいが勇者になりたい。夢を捨てざるを得なかった青年ジョンと手を結び逃げ進み夢を。〜
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「…私、勇者やってみたい」
11歳のミッケは逃げたい。自分ならどこに逃げるか、どう逃げるか。
人生逃げてでもやりたい夢がある。
何をやってもダメダメで臆病で小心者のミッケと、ある事情でやりたい事やれなかった、夢から逃げた青年のジョン。
二人には、誰より強い絆があった。
コートの上で出会った二人が手を結び、逃げで勇者を目指す!
人生、遅すぎるなんてことはない。やりたい事から逃げるということから逃げて。
逃げた先で、自分の道を見つけようともがく子供。
「ミッケさん、逃げてもいいんだよ」
………
……
…
「さよなら、ジョン先生…」
横たわっている人影
………
……
…
ジョン
<アカサタ小学校 体育館>
男子児童
「また透明人間かよー」
子供たちが楽しそうに声をかけている。
鬼ごっこ、ドッチボール見たが…。
この子…どの子よりも逃げるのだけは上手い…!
一番最後まで生存している!
それに逃げてるのにあの表情…。
ジョン
「ねえ、ちょっといいかな?いつも最後まで逃げ続けれてるけどなんか秘訣あるのかな?」
ミッケ
「え…?え、えっと…だ、ダメですか?」
ジョン
「い、いや!全然ダメじゃないよ!すごいなーって!」
ミッケ
「…透明人間なだけです…。それにドッチボールは当たると痛いからただ避けて逃げてるだけです…」
ジョン
「!透明人間が逃げたら最強だ!」
ミッケ
「えっ…?」
ジョン
「だって最後まで生き残るのって、勝ちだよ!逃げるが勝ち!」
この子、猫のようなしなやかさとすばしっこさ、それに存在感が無いというか意図的に消しているような…
でも、それだけではない…
キーンコーンカーンコーン
「あ…体育の授業終わった…し、失礼します」
目線は常に下向きで一礼した後、誰よりも初速速く駆け抜けて行った。
………
……
…
コンコン
ジョン
「どうぞ」
母
「初めまして。ミッケの母です。ミッケに勇者は無理だと言ってやってください。ミッケはもう11歳で勇者を目指すには遅すぎですし…それに才能…」
ジョン
「確かに…確かに、勇者は誰でも簡単になれる訳でもありません…」
ジョンは俯く。
ジョン
「その道の家系、血脈があっても、才能あふれる子が3歳などの幼少期から血の滲む努力をし勇者を目指しても、志半ばで折れてしまう人、挫折する人がほとんどです…それにお金も…」
涙ぐむ母親。
母
「…はい…あの子の姉も4歳から目指し努力しておりました…ですが…」
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続く
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