第12章:洋子との出会い(5)
そうしていると、
2番目の嬢が、ぼくのテーブルについた。
「・・・こんばんは。70番の『あや』です。よろしくお願いします。」
「え・・・? あっ、ああ・・・はじめまして。」
暗がりではあったが、
さきほどの「工藤静香くずれ」・・・
いや、
タバコでノドがつぶれた、
あのしゃがれ声の「アバズレ」とはまったく違ってみえる、おしとやかな美人が来た。
・・・20代前半ってところかな。
「おにいさん、下の待合室で2時間も待ったんですって・・・?」
「うん。まいっちゃったよ。あの三角形のせまい部屋で待ってるとさぁ・・・先に待ってたおっちゃんが、『まったく、あぎれっちゃうよねぇ~』ってボヤいてたくらいだから。」
「そうだったんですね・・・ごめんなさいね、待たせてしまって・・・。」
「いや・・・君のせいじゃないから。」
・・・そんな会話が、ごく自然にスムーズに流れる。
「へ~、おにいさんって、『めぐみさん指名』で入ったんですね。」
「うん。」
「辞めちゃいましたもんね・・・めぐみさん。
最後の日には、お客さん、いっぱい来てましたよ。すっごく優しい子だったから、人気もありましたもんね・・・。」
「そうらしいね。」
「お客さん、さびしいでしょう。」
「ああ・・・やっぱり、さびしいよね。
そりゃ、さびしいって・・・。」
美人な上に、
声まできれいだ。
初めて聞くようなタイプの・・・とても上品な声質。
聴いているだけで癒されてしまう。
ここでぼくらは「ハグ」しあい、
キスをして、「サービスタイム」に。
・・・やわらかい唇。
抱き心地もよかった。
きわめつけは・・・
まるで恋人にでもするような、
丁寧で優しい「口唇サービス」。
・・・ゴム越しでも、
じゅうぶん、刺激は伝わってくる。
じんわりした「圧力」と「温度」が、ぼくのムスコを、
やわらかく、優しく包み込む。
・・・結局、「イカなかった」けれども、
満足だった。
だって・・・
こんな「お嬢様タイプ」の美人に、
こんないやらしいことをやってもらったんだもの♪
でもね・・・。
めぐみちゃんの一件のように、
この子も、いずれは退店し、
いなくなっちまうんだろうなぁって予感がしてきて、
急につらい、さびしい気持ちになってきたんだ。
「あやちゃん・・・今夜はありがとう。でもね・・・もう、来られないんだ。」
「え・・・?」
「今日でおわかれ。もう、ここへは来ない。」
「そうなんですか・・・。」
「・・・さよなら、あやさん。」
・・・そういうと、
急に涙があふれてきた。
店をあとにするとき、
入口の照明に照らされた、彼女の「素顔」を初めて見た。
・・・見たこともないような、
透き通るように肌が白い、
掛け値なしの「ウルトラ美人」だった。
あの美少女の美絵子ちゃんとは、またちがった顔立ちの・・・
『ロシア系美人ハーフ』って印象。
本当に、
これまで会ったことのないようなタイプの、
スタイリッシュな美女だった。
・・・芸能界でも、
これほどのきれいな女はめったにおるまい。
「でも・・・この子に会うのも、これが最初で最後なんだよなぁ・・・。」
帰りの車中、
涙がなぜか、
とまらなくなった。
・・・数日前に買った、
今井美樹さんの新作アルバム、
『flow into space』を聴きながら・・・ね。
追伸:
・『今井美樹 (Miki Imai) - flow into space (1992) [full album]』
→ アップ主様は、「monochrome2」様。
追伸その2:
以下、紹介する動画の中の、
「朝比奈みくる」役の赤いドレスの彼女が・・・
いちばん洋子ちゃんに近い印象です。
「お顔立ち」といい、髪型といい、体型といい・・・
本当によく似てますね♪
・『ロシアでハルヒが実写化! 冒頭ロシア語版』
→ アップ主様は、「ddrnva」様。
追伸その3:
以下は、「参考資料」っす。
・涼宮ハルヒ:天下御免のワガママ娘。
彼女の判断基準は「面白いか面白くないか」のふたつだけ。
SOS団の連中曰く、彼女には本人も知らない大きな秘密があるらしい...。
・朝比奈みくる:童顔な萌えキャラを評価されて、強引にハルヒに連れてこられたSOS団の癒し担当。最近ではお茶を美味しく淹れることに楽しみを見出しているようだ。




